理性的に考えてみる

  • 赤ちゃんの考えていること

あやしていて、とある仮定を思いついた。

ベッドで寝かされているのは、どうにも心地よくないみたいだ。
抱っこする。最初はキョトンとしている。手足をばたつかせ始めると、次第に機嫌が悪くなってきたサイン。体を左右に揺らしてみたり、お尻の辺りをゆっくりしたリズムで叩いてやったりすると、少しそちらに気を取られてくれる。これで寝てくれることもあるが、これで満足しないこともある。ふぇっ、ふえっ、と言い出す・・・

そういうときは、抱きながら移動する。別の場所でゆらゆらしてやるのだ。そうすると、また目がキョトン、に戻るのである。

おそらく、子どもは自分がなぜ眠れないのか、理解できていないだろう。眠らねばならない、とも思ってないのではないかな。とにかく疲れたから目を閉じる、という自動機械。
目を閉じても、少し体力が回復したら起きてしまう。

朝方はまるで、携帯電話の電池である。じっくり充電すれば長く使えるが、ちょっと充電できた段階で使うと、すぐに切れる。だからまたすぐ充電・・・。要するに、ずーっと寝てくれたらずっと元気でいられるのに、ちょっと寝て、すぐ起きて、でもちょっと眠くて、の繰り返し。

ともかく、起きている間の彼女は何をしているか。
あれは、外界からの情報を処理する練習をしているのではないだろうか。練習というか、本番か?ともかく、様々な情報をインプットして、頭の中でニューロンの重み調整をしているのだろう。ものすごいスピードで、大量に。
一通りのリズム、環境を学習すると、今度は肉体を使って(手足をばたつかせて)新たな刺激を生み出す。おそらくそうすることで、肉体と環境の関連を学習しようとしているのだ。ただ、抱っこしている子が暴れ出すと親にとっては困りものなので、それを制限しようとする。そうすると「ままならねー!」と泣き出す羽目になる。
だから、ちょっと場所を移動してやるのだ。部屋の中でも立ち位置が違うと、光の加減、風、臭い、温度などが微妙に変化するでしょう。そうすると、子どもとしては「環境が変わった!新たに情報収集+重み計算開始」となるので、キョトンとして泣きやむ。泣いてるどころじゃないからだ。
で、計算に疲れると寝る。

寝慣れたベッドだと、環境に変化がない+手足をばたつかせても変化がない→「刺激をくれー!ギニャー!(泣)」となる?

こいつ、今、世界を学習中なんだなー、と思いながら見てた。
ともかく、あれやこれや、手を尽くしてやることが必要です(笑)

  • 赤ちゃんの意識は連続しているか

昨日、添い寝していたのだが、あれはいい。幸せだ。
娘の体温や息づかいを感じながらいられるのだから。
ただ、自分がウトウトしていて、ふと「あれ、娘が静かだ?」と思うと驚いて目が覚めてしまう。息しているか?!と思うのだ。生きてるかどうか、確認するために顔をつついたりして。そんなこんなで、添い寝は幸せだが、心配でよく眠れなかったりもしたのだが(心配しすぎなのはわかってますけど、何か事故があったら!と思うと睡眠不足などどうでもよくなる)。

さて、何度目かの「あれっ?」で起きたときにふと気づいた。

この子、本当にさっきまでの子か?

本人に自我がないのであれば、寝る前のこの子と寝ているこの子、あるいは寝る前のこの子と起きたこの子、意識が連続していない可能性が高い。我々は、寝て、起きても、前日までの記憶があるから、「私は私」と言える(としてもいい)のだが、この子に記憶がないのであれば・・・今横で寝ているこの子は誰ですか。

  • システマチックな対応

子どもの対応は大変なので、システマチックな対応が必要であろうと思う。
どうすれば楽なのか、考えてみた。

ひとつはフレックスタイムの導入である。これはF先生に教えてもらったのだが、実際にやってみてよくわかった。
昨日の例で言えば、私は3時までの担当にして、3時〜11時ぐらいで8時間睡眠をもらうのである。妻は母乳の関係で、3〜4時間置きに起きてもらうことになるが、19時〜3時ぐらいはしっかり寝てもらう。あるいは、日中もスキを見て寝ててもらう。
要するに、夫婦の睡眠時間をずらすのである。二人とも眠ってしまう時間をなくせばよい。

もうひとつは、社会性の排除である。
決まった時間に食事をするということは止めにして、寝たいときに寝て、お腹が減ったら食べるのである。夜だから食べないとな、という発想を止めるのだ。体の求めるに任せるのである。もっとも、体はずいぶんと外的・社会的な情報に左右されることが心理学の研究で示されていますが(笑)

お客さんが来るときなんかは、こうも言ってられないだろうが、幸い私は社会時間にそれほど縛られない商売なのでうまく対応できるのでは?と思っている。一般的な家庭だと、旦那が朝から夕方まで、社会時間に縛られるだろうので、そうも言ってられないだろう。

ウチは事情が許すのだから、なるべく妻が自由にできるよう、環境を整えてやろうと思います。