ソシオン様は孤独を愛す

朝から力学系の発表を聞きに行く。
心理学をシステム的に捉えること、力学系を想定すること、それはいい。むしろ「心理学の基本」であって欲しいぐらいだ。

問題は「力の加わる向き」。あるいはエネルギー関数など「何を目的として動くのか」ということ。千野先生の仰るように、適度な次元数に押さえて、うまくモデルをフィットさせてやれば、力学系モデルは描ける。問題はその系で働く力とは何かということだ。

そういう意味で、まだまだ問題があるなぁと思う。

お昼休み時に大雨がやってきた。傘を持っていても外に出られないぐらいの、横殴りの大雨だ。
仕方がないので、開いている休憩室で時間を潰す。
お昼休みが明ける頃、雨が小降りになったので、お昼からのセッションを諦めてご飯を食べに行く。

シンポで同席する先生とも合流。

その後は自分達のシンポまで、別室で打ち合わせ。

シンポが最終日の16時〜18時。学会に来ている人もほとんど帰っていて、発表開始時点で聞きに来ているのは15名いるかいないか。発表者が8人いるので、ほとんどマンツーマンで報告できます。

一人発表時間10分という制限の中、ほとんど誰も守らず、ずるずると話している内に18時になる。
そこから指定討論。

客がいない(参考:http://blog.livedoor.jp/nishigamo_03/tb.cgi/6838620)。

まぁいないだけあって、ある意味「自由闊達な」話ができた。
指定討論者の竹村先生は、ソシオン理論を更に一般化させて、社会科学モデルとでも言うべき定式化をしてくれたし、なにより笑いが止まらなくなるような素敵なサジェスチョンをして下さいました。

ちなみに、私の発表は68点(友人Fの採点)らしい。自分でも「リハーサルの方がうまくしゃべれた」と思うぐらいだったので、仕方がないか。
もう少し、うまい売り方をしないと行けないなぁ。

終わってから、少し反省会をして帰りました。
反省会といっても、誰も反省せず、今後ももっとおもしろおかしくやっていこうという、研究計画が立っただけですが。