通常の○倍のスピード

 妻はマリオブラザーズが得意だ。

 今日は朝から予定があった。夫婦して休みなので、デートみたいなもんである。

 朝9時半から第一の予定。お料理教室である。
 京都新聞と七味屋本舗が協賛の「一味と七味を使った料理」という、今日一日だけのお料理レッスン。案の定会場は女性ばかりで、一人や二人は男性がいるだろう、という思いもむなしく白一点であった。先生はもちろん男なんだけども。
 サツマイモのポタージュスープ、冷製スパゲッティ、豚肉の香草焼きというメニュー。二時間強の予定のうち、先生が半分ぐらい、われわれ生徒がそれをまねして、試食という内容である。タイトルや協賛にあるように、一味や七味を使う。特殊な使い方ではなくて、塩・胡椒で下味を付けるとき、胡椒の替わりに隠し味として・・・というぐらいの使い方。実際できあがった料理は、確かに少々家庭ではできない・しないような技(付け合わせのためだけに揚げるとか、フレンチマスタードを使うとか、ハーブやパセリなどちょっとしたものを使うとか)を使ったが、ちょっと頑張れば家庭でも再現できそうな味ではある。実においしかったし、時間が短く感じた。楽しかったなぁ。
 帰りにスポンサーから一味・七味・山椒のセットをお土産としてもらう。これでたった500円の参加費である。リッチなお昼ご飯もついてるんだから、すごく得した気がするね。もっとも、350人中50人が抽選で選ばれたらしい。夫婦で選んでもらえて、ラッキーだったというのもあるか。

 その後、「マトリックス・リローデッド」を見に行く。朝、料理教室に行く前にチケットを購入しておいたのだ。最近の映画館は全席指定なので、こういうときラッキーである。朝9時頃に買いに行ったので、どこの席でも自由に選ぶことができた。実際会場に入ったら、ごく前の方は空席だったが、7割ぐらいは席が埋まっていた。平日の14時半という中途半端なスタート時間なのに・・・やはり流行の映画なんだなぁ。
 この映画は二回目である。妻は初めて。実はマトリックス1の時もそうだった。1は俺、三回ぐらい見たんじゃないか、映画館で。
 ネタバレしない程度に語ると、この映画、一回見ただけでは理解しきれないんじゃないかと思う。一回目はインパクトが強すぎて、細部まで考えているうちにストーリーが進んでしまうのだ。今回は、頭の中も整理できてきたし、改めて・落ち着いて見直すと各シーンの意味や暗喩が理解できて、非常に楽しかった。妻は見せ場のひとつ、100人のエージェント・スミスと闘うシーンで大爆笑、スミスの大ファンになって劇場を出てきた。

 その後、われわれ夫婦にしては珍しく、衣服を買った。あんまり着るものに時間やお金をかけるのが嫌いなのだが(少なくとも私は)、止むに止まれぬ事情というものがある−履く靴下がないとか。

 帰りはバスを途中下車して、担担麺専門店「TanTan」に行った。冷やし担担麺と、レタス入り炒飯を頼んだのだが、とてもおいしい。昔に比べて、辛い料理がだんだん食べられるようになってきた。今日も途中から、粉唐辛子を入れるなどして辛さに拍車をかけたものである。

 とてもおいしかったが、ラーメンとは評価次元が違うかな?と思うのでラーメンランキングはいじらないでおく。

 帰り道はものすごい雨だった。バス停から歩いて5分しない距離を歩いて、びしょ濡れになったのだから。テレビを見ていたら京都府南部を初めとして、近畿各地に大雨洪水警報が出まくっていた。明日非常勤、休みにならんかなぁ(笑)