うぇ

 今日は卒業式なので、本来ここにお祝いの言葉を書き連ねる予定であった。

 ところがである。それよりも大変な一日だった。

 朝早かったのだが、頑張って朝ご飯を食べて通学。
 ラッキーなことに、十三まで座って(ねむって)行けたのだが、今日ラッキーだったのはこのときだけである。

 卒業式会場には父母席があるが、主役はあくまでも卒業生なので、父母席のスペースは小さい。ので、すぐに満席になる。今日の私の仕事は、ハンドマイクで「父母席は既に満席になりました。ご父母の皆様方は、別会場の方へお進み下さい〜」とアナウンスすること。
 9時にスタートして11時半頃には終わる、割りと気楽な午前中であった。

 その後は各小教室に移動して、ゼミ担当の先生から卒業証書・学位記授与式である。私も卒論の面倒を見た縁があるので、教室に行って、お祝いの言葉を述べたり写真を撮られたりした。

 この時点で13時頃だったので、朝早い朝食のこともあって当方腹ぺこ。友人を誘って中華料理屋へ行き「焼きそば 大」を頼む。とちゅうから大はおおかったかなぁと思いながら完食。

 その後である。
 謝恩会が18時に神戸の方であるので、院生室に残って勉強をしようと思ったのだが、満腹になったおなかがどうもこなれない。胃が張っているような感じで辛いのである。おかしいな、と思い「体調不良は睡眠不足から」の鉄則の元、院生室のソファで横になること三時間。結構ウンウンうなっていたのだ。このとき既に胃腸の調子がおかしくなっていることに危機感を覚える。
 途中で一度コンビニに行って、太田胃酸かなんかのドリンク剤を購入、一気飲み。結果、変わらず。
 また院生室で寝込むことになる。

 この時間を使ってやろうと思っていた作業がまるでできない。とにかく胃が気持ち悪い。うーん、と思っていたら雨が降ってきた。後輩がタクシーで帰るので一緒にどうですか、という。調子が悪いのでしたら僕の家で時間まで横になっていたらいかがですか?というお誘いを受け、彼の下宿先に向かった。

 どうにも調子が悪い。
 昼ご飯がつっかえている感じである。

 意を決した私は、彼に「タオルを貸してくれぃ」といってトイレに行った。いっそ吐いてしまおうと思ったのである。ノドに指をつっこんででも吐いたら楽になるか?と思ったのだが、便器の中をのぞき込んだとたん、何の努力もなしにぶぉぇぇぇぇぇぇと焼きそばが出てきた(失礼)。あまりにもスムーズに、且つ大量に出てくるので途中で自分で自分の身体の仕組みが面白く(興味深く)なった

 夜の謝恩会は、神戸の一流イタリアレストラン。高級居酒屋のようなところなら、お酒を控えて食べるのも控えて、と思っていたが、コースで順に出て来るのである。ウェイターさんが「お口に合いませんか?」と聞いてくれたが「スイマセン、体調悪くて死にそうです」と連邦の吉野さんのような負け台詞をはきながら、皆の箸が進むのを見ていた。
 美味しそうだった。
 今度は自腹できてやる。

 追伸 原因として考えられること。1.コーヒーで胃が荒れた、2.肩凝りが激しい、3.不規則な生活(睡眠不足含む)、4.昨日飲んだ賞味期限ぎりぎりの牛乳。心当たりが多すぎる。数日養生します。