馬に水を,料理の初心者に圧力鍋を

Rの勉強会が学内でも発足。今日は一回目なのでインストールなどのガイダンス。
Rはとってもいいものだけど,ネット環境が不完全だと最初のステップに時間がかかって,やだねぇ。ネット環境もイマイチだったが,それに加えて参加者各位のPCスペックも全然違って。右下にwindows updateのマークなんかが見えちゃったらそれも気になったりしてw

ともかく,発足はした。でも,ごく初心者に話をするのって,難しいなと思う。

その後の講義,統計学。今度は客とテーマを変えて,同じく初心者にお話。Σのマークでげっ,となっている学生に,統計指標を色々教えてみても,響いていないみたい。

ぽかんとしている,というのともちょっと違うかな。相手の話の意図はわかるんだけど,何のためにそれをするの,という疑問が先に立っている。

そのことで,同じく空回り気味だった学生には,「馬を水場に連れて行くことはできても,飲ませることはできないんだぜ」としたり顔で説いてみたりしたけど,自分にも同じような悩みが発生するわけでさ。

喩えていえば,こちらは料理の初心者に圧力鍋がいかに素敵であるかを説いているようなもんです。さぞ便利な道具なんだろうな,というぐらいは相手にも伝わるんだけど,まず卵焼きから始めようかといってる人に対して,この圧力鍋はいかにすごいか!ということを論じてもピンとこないというか,わかってわからんというか。

やはり正しいやり方は,圧力鍋でしか調理できないようなブロック肉を与えてみることかなぁ。完成した料理だけ食わせると,別にそこまでの料理を作らなくても良いや,という感じになったりするんだよな。

でも,色々な調理法を知っておかないと,刺身にトンカツソースをかけるように,素材を殺して食べてしまうってことがあるから・・・。

とは説明したんですけどね。まぁ。

いい教授法ってないかなー。