国立のオープンキャンパスはうまく機能しているか

国立大学のオープンキャンパスって、うまく機能してないかも。
うちだけかな。

うちの学生に聞いても、オープンキャンパスをみてここへの進学を決めた、という人はほとんどいない。なぜなら、希望よりセンターでの成績がより重大な決定要因になってしまうから。

今日の高校生とのやりとりも、推薦はありますかとか、心理学を学ぶために高校のどの教科を頑張れば良いですか、という質問が多い。後者については、いや、特にないけど強いていうなら教養を持ってね、もちろん教育(成績)もね、と回答したが、他に何かいい言葉はあったろうか。

成績で序列付けられているシステムが悪い、とは言わない。
ビルゲイツが最近の講演で言ったように、大学の地理的要因は薄れ、良い講義はコンテンツとしてネットで蔓延するようになろう。そうなれば逆に、更に地理的要因が強くなり、あの先生に会えるのは○○大学だけ!となるだろうさ。

問題は、高校生にそこまでの価値を見抜く力、そこに価値をおく感覚があるかどうかなんだけど…

十年ではそこまでいけないかな、少なくとも日本では。

であれば、やはり、今のオープンキャンパスのやり方に意義があるかどうか、と言われてもう一度???となるのだ。