ありがとうTOTO

春の行動計量学会セミナー、久しぶりの合宿形式に参加。
富士山の近くでやるというので、新幹線を5時間ほど乗って会場へ。
遠いことは間違いないのだが、合宿というのはある程度遠くないと現実から解離した感覚が無くなるので、よしとしよう。
なにより、会場を提供してくれたのがTOTOさま。東陶、というのが最初の名前だったらしい。
会場の各フロアのトイレがさながらショールーム。綺麗なのはもちろん、形状がいちいち違うので、休憩のたびに今度は下のフロアのトイレに行こうかしら、などという楽しみがある。
初日は18時半から第一セッションがあったのだが、ごく入門的な内容であることと、移動疲れをみこんで参加しないことに。すなわち、会場入りして、夕飯(お弁当)をもらって、すぐに大浴場へ。ノンビリしにきた人みたい。こういうパターンの人はいないようで、大浴場を独り占め。大浴場にもよくわからないシャワー装置が二台、ジャグジー風呂が二つあって、ここでも楽しめてしまいました。
感動したのは、スタッフが全て親切だったこと。受付はもちろん、食堂の人、お風呂掃除の人まで、社員教育が行き届いている!おそらくTOTOの社員ってことはないだろうけど、それでもすごい質の高いサービスだったなぁ。つぶやきにもありましたが、お昼時に「おつかれさまでした」と食堂に迎え入れてくれるのですよ!
ついでにもうひとつ誉めておくと、実は金銭的サポートもしてくれているということ。学会の主旨に賛同してくれてのことだが、格安で宿泊できた。あれだけのサービスに一泊4000円はありえない数値。いやー、いい研修所でした。
連れて行った学生と、大手各社の研修所を色々見て回りたいよね、と冗談を言ったり。

研修内容はもちろん全て面白かった。勉強になることばかり。
テキストマイニング、多重代入法、マルチレベル、非対称MDS。あちこちに有名な先生がいて、言葉の端々から勉強になりました。

基本的にRをメインに使っていたのだけど、おそらく自分の周囲に伝えるには、もう一段階下の、導入の導入みたいな話が必要だと思う。「フォルダ」が昔はディレクトリといって(それを知っている必要はないけど)、「\」で書くのですよ、という半分コンピュータ・リテラシーに近いところからやる必要がある。
あとは、CUIの使い方になれること。全角と半角の違い、大文字と小文字の違いというのは初学者には気づかれにくいポイント。
まぁその辺は統計学者が教えることではないし、過剰なサービスなのかもしれないけど、だからこそその辺の導入Wikiみたいなものが完備されていると尚良いかな、と。近々ちょっとやってみます。

行動計量学会は基本的に親切な人が多い。
また来年も是非、参加してみたいなと思った次第です。