評伝 シャア・アズナブル

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 上巻 (KCピ-ス) 評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻 (KCピ-ス)

「龍馬にまなべ?いや、シャアでしょ!」という帯がインパクトのあるこの書。面白いですよ。シャアの一生を画いたもので、著者が宇宙世紀の司馬遼太郎と言われるように、本当に存在する史実であるかのように読めてしまう、とても素敵な本です。本当に、これをベースに大河ドラマが作れるんじゃないか。そこらへんの連ドラよりは、絶対に面白いストーリー性が、ガンダムには、シャアには、あるのだ。

とはいえ、あくまでもフィクション上のことで、なんでこんなもんにはまってるんだろう、と自らがおかしくなることはある。まぁアシモフの銀河帝国シリーズでも同じですけどね。こちらはアシモフほど、純粋なストーリーからできあがってるのではなくて、半ば商業主義と、当初は中途半端なプロットしかなかったであろうことがわかってしまえるだけに、胡散臭さを感じてしまうんだけど。

本はもちろん、そういった胡散臭さを抜きにして表現されるので、知らない人に「これぐらい教養として知っておきなさい」と読ませてもおもしろいかもな(笑)