かたきはとってやる

週末の買い物で、あちこち回っていたときの話。

とあるショッピングモールで、娘をトイレに連れて行って、少し外で待っていろと言っていたら、テレビゲームのデモ前で物欲しそうに待っていた。
画面はマリオカートWiiで、年末に向けて買おうかなぁ、と思っていたこともあって、一緒になって少し見ていた。何人かの子供たちが遊んでいたが、そのうち娘の版が来たら、彼女でも遊べるかどうかを確認し、遊べるようであれば買うべき理由が増えるというものだ。

しかしまぁ、残念なことに、悪ガキどもは順番を守るという精神がないのだ。正確に言うと、あることはあるのだけど、自分の仲間に対してあるだけで、外巻きに見ている娘はout of 眼中。娘に「代わって、と言ってみたら」と言ったが、外地蔵な娘はそれができるべくもない。かといって、俺が「おい、ちょっとウチの娘に代わったってくれよ」というのも違うような気がする。どんなに丁寧な言葉遣いで言っても、それは彼らにとって威圧的に感じるに違いなかろう。一番の正解は、彼らの親が、代わってあげなさいと諭すことなのだろうが、周りを見渡しても親がいそうにない。

仕方がないので、泣く娘を説得しながら、「よし、帰り道に買おう。家でお父さんと遊ぼう。」と言って抱きかかえて帰った。娘はおそらくその場しのぎの嘘をつかれている、と感づいたのか、「いやだ、順番まつ、ここで遊んで帰る」と言い続けていたが。

結局帰りに買いまして、早速娘と二人でやってみました。
娘はルールがわからないようで、カートレースの一週もしないウチに、妻に「かわってー(かわりにやって)・・・」と申し出たのでした(がっかり)。