未来が少し近づいている

偶然なんだろうけど,この半月の間に4回もビデオ会議(オンライン会議・ビデオ会議)に参加している。

Skypeでやったり,シスコのWebExでやったり,Google Hungoutでやったり。研究室にいながら、カメラを通じて遠くの人とミーティングできるというのは,移動のコストを考えるととても便利なことだ。子どもの頃に夢見た未来の姿が,ずいぶんと身近になったものだ。急に増えたから驚くけど,技術が導入されて便利だと思ったら、普及は一気にやってくるよね。私企業ではもう当たり前のことなのかな。それともまだちょっと進んだ子(アーリーアダプター)だと言えるのかしら?

さて,やっていていくつか気づいたことがある。具体的には次の通り。

  • 研究室に来客があるといけないので、ドアを閉めて、Do not disturbの掲示を張り出すようにした。でもこれ,直接訪問に来た人に悪いな、と思う。
  • 電話が鳴って驚いたことがある。出る訳にも行かないので鳴らしておいたが,マイクが結構音を拾うので、画面の向こうで「なんだなんだ」ってなって「すみませんすみません」ってなった。今後は電話線抜いておかないといけないのかな?
  • 向こうが一人一つのマイクを持っていないような環境(向こうはリアルに人が集まっている会議で,数人だけビデオで参加している等)だと,座席配置によっては相手方の音が聞き取りにくい。近い人の声はうるさいぐらい聞こえるんだけど。で,こちらは画面に耳を近づけて,必至に聞き取るので,会議終わりにちょっと疲れを覚える。
  • カメラの位置,うまく調整すればいいのだが,バストアップで映り込もうとすると少しふんぞり返ったようになっちゃう。かといって前屈みになると,カメラにおでこや頭を近づける感じになるので美しくない。ちょうど良いカメラアングルに設定することはできないものか。
  • Google Hungoutだと,パソコン画面の共有ができて,画面を見ながら・見せながら話ができるのでとても便利。Google Docsをつかってメモを共同作成しながら話をしたりもできるので,いいよねこれ。特に画面に耳を近づけているシーンは映像として先方に送らなくていいので,何か別の画面を映しておけばいいのです。
  • Google Hungoutのエフェクトをつかうと,顔にひげをのせたり背景にビーチをはめ込んだり,というCG合成ができて,暇なときに遊べた。

こうした一長一短はあるんだけど,ともかく田舎から数時間かけて2時間の会議のためだけに移動,ということをしなくて済むので便利だと思う。一方で,こういう会議をすればするほど、オフラインでの会議が大事だと思うし,オフラインでやるんだからもっとうまくやろうよ,と思うこともある。

 

ある会議では,別れ際に「次に(実際に)会うのはいつだっけ・・・フランス?じゃあ次はフランスで」という挨拶をした。なにこれ,かっこ良くない?