ここには<アカデミア>がある

行動計量学会初日。

朝から学会に参加。夕方まで,自分の発表を含めて様々な研究上の発表,討論。盛り上がる。夜は部会の懇親会。お酒の場で,今まで知らなかったことを知る。今まで知らなかった世界を知る。表立っていえないことも,ここならいえる。

大学は最高学府であり,そこにいる人は世界最先端の研究を常に考えている研究者と,学徒がおり,研究室単位,研究チームで常に面白いことを考えている。

はず。

実際はそうでもないことに喧々諤々することも少なくない。学生が多くなる,突発的事件が起きる,長期的な改革を考えるなど,世界最先端の研究とは違う話をせざるを得ない。それはそれで大事。

でもそちらのほうが大きくなってしまうこともある。それは望ましい状況ではない。大学の中では,いろいろ立場の違う人たちが,直接の利害関係にある人たちが暮らして行かなければならないから。

そういう場所から離れて,自分の好きなことを好きなように言い,利害関係ではなく興味の有無,知識の有無だけで刺激し合える世界がある。好きなことを好き勝手に言い合い,それでいてみんな独立だ。だって関係ないんだもん。自分のやりたいことをやるだけだもん。でもいいたいことはいいたいんだもん。

そういう大学の本質が,ここにはある。<アカデミア>がある。私は「大学」が好きで,私の好きな「大学」がここにはある。

とても幸せなことだ。

 

みんな,行動計量学会にいらっしゃい。