日本心理学会参戦記

9/20-22の日本心理学会@久留米に参加して来ました。

 

ありがたいことに,2つのWSからお声がかかって,話をさせてもらいました。また,一つチュートリアルWSを開いて,そこでも話をして来ました。3つも発表を準備するので,夏休みの間はなかなかプレッシャーでしたが,とりあえず無事終わって良かったです。

最初は日本における数理心理学の展開XXVI。これほぼ最初の頃から列席している自分としては,登壇する側に回れたのはすごく光栄なこと。しかしまあ,最初は意気込んで引き受けたものの,内容が「これ見てる人面白いかなあ」と思いながら作ってました。言いたいことは,シミュレーション研究してた人はベイジアンモデリングを使うとデータとの検証がしやすくなったよ,という話で,いくつかの実例を出して喋ったんですけど,時間を10分オーバーしちゃって,すみませんでした。まああのWSはいつもゆるい感じだから,ええかなー,と甘えちゃったところがあるんですけど。

次の登壇は三日目の朝で,ベイズ統計をどうやって心理教育に入れて行く?って話。
スライドは公開してますので,ご笑覧ください。山口大学の心理統計は先端を行ってるぜ〜,って,うちの学生にも思って欲しいなあ(笑

 

この後は塾メンバーのWS。満席で部屋には入れないほど。関心の高さが伺えました。やったね。

実は気づいてなかったんだけど,こういう話があって。

思えば遠くに来たもんだ。そしてまだまだいけそうですね。

この次もベイズ。今度はTWSで,うちわではこれは「販促TWS」だったのです。犬4匹本のね。

犬4匹本は,確率って何?Rって何?というところから始まって,帰無仮説検定木っ端微塵,を経て,一般化線形モデリング(の全て)まで案内するという意味で,初心者のバイブルになると思っています。本当にいい本なんです。この本のエッセンスとして,ベイズの基本的考え方と,帰無仮説検定の問題点と統計モデリングの基礎を伝えました。こちらも満員御礼感謝です。当日の資料がありますので,良かったらこちらのサイトにもどうぞ。

ところで,学会直前,15日に刷り上がったというこちらの本。通称「コワい本」ですが(表紙がなんか怖いから),こちらの方がより心理学的,認知モデリングとしては詳細に書いてあるので,犬4匹本の次にこの本を手に取って欲しいものです。ベイジアンモデリング,盛り上がっていこうぜ。

とまあ今回の日本心理学会はこのように,私はもちろんベイズまみれでしたけど,全体的にもベイズ統計に対する注目度の高さを感じました。後は時系列データ,ビッグデータのあたりかなと思いますが,この辺にもベイズ統計はうまく効くのです。誤差まみれのデータをクリーニングするとか,自己相関の高いデータを状態空間モデルでなんとかする,という話でベイズ統計大活躍なんだよね。

公認心理師関係の情報を集めて回る余裕がなかったのが心残りかな。

でもまあ楽しい学会でした!二日目の夜にはベイジアン宴会もできて,その際「訳者特権・特製マグカッププレゼント」も無事に終わらせたし。一段落という感じです。

さあ日常に変えるか・・・

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