読書案内

昨日読み終えた本。
遺伝子神話の崩壊 遺伝子神話の崩壊

「遺伝子」あるいは「遺伝率」という言葉が、いかに弊害を生む考え方かについて蕩々と論じてくれている。

それにしても、日本でもアメリカでも、マスコミが単純化して報道することによって問題が生じるという現状は同じなのだな。知が複雑化してきたからか。マスコミが大衆をバカにしているからか。

マスコミは正しく情報を伝えて欲しいのだが、報道の手前で「娯楽性」と「加速的表現(あおる)」へのバイアスのせいで、間違った考え方が広がってしまう・・・*1

先日Yahoo!のトップニュースにもなっていたので、ご存知の方がいるかもしれないが、物理学会の一環でやっていた「ニセ科学」シンポ。それに関連したページを紹介しておく。
こちらです。→ニセ科学入門

*1:加えて政治的バイアス(中韓よりの報道)も当然問題である