07月09日の余談

 科学の進歩と一般大衆の理解度の乖離が激しい。これについては、国家も心配しているようで、サイエンスライター養成講座を設ける動きがある、という話をどこかで聞いた(ネット記事で読んだので、探せば出てくると思う)。

 でもまぁ、大概のことは理解しようと思えばできるはず。最近は何でも本になるので、調べようと思えば何とでも調べられるようになっている。大概のことは。

 しかし!どうにもこうにも、直感的にも理解できないもの、というのがある。
 それが量子力学であり、それの応用である量子コンピューターである。
 「量子コンピュータとは何か」という本を読んでみた。本質的なところはわからなくはない。が・・・どうにも分かったような気がしない。すごい技術なんだろうが。しかも、コレが実用化され、NP完全問題が解かれるようなアルゴリズムが発見されたら、世界は一変するだろう。
 ここ20年のコンピュータの進歩を考えれば、死ぬまでにはその世界が見えるかもしれない。見たいねぇ。是非みたい。その時に「俺はフォン・ノイマン型の、古典的コンピュータを子どもの頃から触っていたんだぜ・・・今は遠い昔だが」ってな思い出話をしたいものだ。

 量子コンピュータとは何か