Kosugitti's BLOG

アンドロイドは正規分布の夢を見るか

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2008 / 7月

真意

統計的手法が心理学の研究に不向きなのでは、という発言の真意は、「ネイマン−ピアソン統計は思考に不向きなのでは」という意味です。
今更ながらですが、ベイズ統計による教育方法に転換せねばならんのではないでしょうか。少なくとも、”統計的仮説検定”とか”5%水準”は日常の思考形態ではない。



修論の中間発表

今日はM2の中間発表会。11名の発表があったが、うち、「研究(計画)を通して議論できる」レベルのものは三件ほど。「卒論レベル?」というのも見られた。

自分が指導しているわけじゃないからいいけど、自分が副査になるんであれば、後者のレベルは不可としたい。

夕方は集中講義の先生の懇親会。楽しくお酒談義、海外談義。

帰りは代行。呼んでもらおうとお店の人にいったら、「代行ですか、タクシー代行ですか」と聞かれた。なんだその微妙な違い(笑)途中で気づきましたけど。タダの代行で1600円で帰宅。タクシー代行ならあと1000円ぐらい違うんかな。



変曲点のある回帰分析

マルコフ連鎖モンテカルロ法 (統計ライブラリー)」の事例を勉強がてら練習してみた。
興味があったのは5.8節の変曲点のある回帰分析。途中で回帰線が折れ曲がったらどうなるの、っていうことですね。
ご存じの通り、私の体重はある日を境に落ちなくなっているので、この分析法で「いつから落ちなくなったのか」を推定してみた。もちろんMCMCです。
結果は次の通り。

[crayon-5bc7b2d4628bd861879460/]

alphaと書いてあるのは切片みたいなもんです。正確には、体重が落ちなくなったXデーのポイント。Xデーは最後のx.changeにあるとおり、ほぼ93日目だとわかります。つまり、93日目に72.25kgだったのを境として、それまでは日に719g落ちていたのが、それ以後日に141gしか落ちなくなった、ということです。しっかり推定されると悲しいな(笑)

ところで、MCMCの精度等々から考えると、実はこのシミュレーションは十分収束してないのです。500万回もやったのにな(笑)ちなみに、500万回の計算に728秒=12分ちょっと。まぁ耐えられるかな。

この本に載っている事例をちょくちょく実行してみるのだが、数値がピッタリ一緒になることは、まぁない。シミュレーションだしね。ということは、だいたいのところがあっていればいいや、収束指標もOKだし、という考え方になっていくのかな。それとも、全てにおいてサンプル数の少なさの問題だろうか。テキストに載っているのは、少ないものであればN=20ぐらいのデータなので、そこまでの精度を求めるのは無理なのかもしれない。ちなみに私の体重データは158サンプルあります。

興味がある人は、私の体重データも公開するので、お試しください。コードは朝倉書店からDLしてね。よい子のみんなは、本も買おうね。

データ

[crayon-5bc7b2d462901568099574/]

ソースコード(model.txt)の一部は次のように変えましょう。

[crayon-5bc7b2d46292a355334192/]



サルトル、あるいは吉田戦車

中学二年生を「ただそこにいる感じ」と表現した吉田戦車実存主義的なものいいじゃないか(笑)

今日の午後は集中講義。暑い部屋でずーっと考え事をしていたら、気分は熱中症。答えが出ないことをグルグル考えて。
まぁ今年は、評価次元を示してもらったので少しは楽だ。

それにしても、スクールカウンセラーというのは、せつないのぅ。



my “Sweet” home

今日は久しぶりにコンロを使った=料理をした。

やってみてわかったことがある。料理をすると、元気が出る。料理をすると、家の中に美味しい香りがふわっと残るので、それが家庭の香りになり、淋しさが少し紛れるような気がする。

他にもメリットはある。
さすがに、コンビニ弁当やスナック菓子、ピーナツだけの食事は数日続けると飽きが来る。
調理すると、美味しい酒のアテができる。今も、明らかに一人前以上の料理を作りながら、日本酒を飲んでいる。煮込み料理などは、やはり日本酒なのだ。ビールだと限界も近いが、これだとしばらく幸せな酔っぱらい気分でいられる。

デメリットもある。食べ過ぎて太ることだ。
一人暮らしになったとき、おなかがすかなかったのは事実だけど、理由の一つはすかないようにコントロールしていたのだ。一気に体重を減らそうと思っていたのである。しかし、メインをあまり食べずにビールとピーナツだけでも、体重は落ちるものではない。犯人は間違いなくピーナツだが(笑)
もういいや。日本酒もビールも何でも飲んで、料理を食べて(自分の手料理というのが少し悲しいが)、酔って過ごせば楽しい週末さ。

それにしても、27時間テレビ。裏番組にサンマが出るとき、27時間の中からは消えるのだけど、もうそのルールなくしてもいいんじゃないか。しらじらし過ぎる。。。。



マルコフ連鎖モンテカルロ法

マルコフ連鎖モンテカルロ法 (統計ライブラリー)

ということで、理論家の最先端、豊田秀樹編の朝倉シリーズ新刊がでましたよ、っと。
俺、大ファンだな(笑)研究室も、なぜかデスクにはこのシリーズ並べてあるもんな。

MCMCについては、前半のMC(マルコフチェイン)も後半のMC(モンテカルロ)も何となくわかるんだけど、それが統計モデルとひっつくあたりがちょっとわかりかねていたので、この本の最初の三章分ぐらいを読んで、なるほどと納得できました。相変わらず新しいことをわかりやすく語ってくれる。そこにしびれるあこがれる、っと。
ただし、メトロポリス・ヘイスティングスアルゴリズムとか、ギブスサンプラーのところは、理解できませんでした。脳みそバーン!というやつです。ま、ユーザーとしては5章の辺りがわかればいいんだけど。

MCMCという考え方は、しかし、パワー法(固有値解法)とか、場の理論(レヴィン)を思い起こさせるなぁ、とか思いました。私のポジションは、まさにユーザー・理論家の連続体上で、おかしな所にあります(笑)

あと感動したのは、ソフトです。コンピュータの進化というか。Rを全面的に使っていて、Rのプログラムやデータを書店サイトからDLできるようにしてくれているので、やってみたんですけど。Rが早いの!5000サンプルを擬似的に発生させるのに、0秒かかりました。いや、コンマ何秒なんだろうけどね。昔はfor〜nextを5000回も回したら、ただの足し算を繰り返すだけでも、結構時間がかかったモンだけどなぁ。それをRというパッケージの上で!大量の変数(サンプルなのでそれほどすごくもないんだけど(笑))があっても、簡単にやってのけるんだから・・・恐れ入ります。

前にも、何度も書いていると思うけど、「もうRでいいんじゃないか*1

*1:SPSSがこの9月に新しいバージョン17を出し、その名もSPSS statistics 17になるそうです。もうね、アホかと。バカかと。16でjavaインターフェイスにして、バグだらけじゃないか。それをほったらかしにして、次のヤツを買えってか。まだデンドログラムの描画とか、プリンタ制御周辺に、使い物にならない程度のバグが残ってるじゃねーか。早くパッチを当てろ!さもなくば、タダで17にアップグレードさせろ。もちろん直っているという期待込みで言ってますけど。あるいは15にダウングレードさせて欲しい。赴任して、16しかない環境なんて、地獄過ぎます。それにしても、SPSS Statisticsって、重ね言葉じゃないか。Statistical Packages for Social Science Statisticsになるだろが。



RとRコマンダーによる多変量解析

RとRコマンダーではじめる多変量解析

これは流し読み。Rコマンダーの説明書として、一冊研究室にあってもイイかなと思って読んでみた。が、主眼はどちらかというと「多変量解析」の方で、Rコマンダーの使い方そのものはそれほど丁寧に触れられているわけではない。

でも、この一冊を師と見立てて、一所懸命やってみたら、多変量解析の理解がすすむんじゃないかな。かなり広範囲にわたって書いてくれているし、イイコトも色々言っているので。

拙著(社会調査士のための多変量解析法)は、回帰分析と因子分析に特化させたけど、今になって他のやり方もあったかなぁ、と思ってみたり。読者、少なくとも文系で統計やらなければならん人は、おそらくもっと違う形のものを求めているんだがな。
いつもの持論だけど、統計ほどユーザーと理論家の距離が離れている分野もないんじゃないだろうか。ユーザーはソフトの使い方(クリックの場所からフォルダ名の付け方に至るまで!)も含めて学びたい(=教えて欲しい)と思っているんだけど、理論家はそんなのは表面的なことだから本質的なもの(=数学)を学べ、という。理論家の言うことは間違っていないんだけど、それは不親切だと思うんだよな。これまた(高等)教育はサービスか、という問題とも絡んでくるんだけど。

しかも、理論家は先へ先へと進んでいて、その世界が面白いったらありゃしない。そうか、理論はそこまですすんでいるのか、じゃあ現実問題に当てはめてみようか!というとき、結局ユーザーがついてきていないことにがっかりさせられるのです。そのためにも、やはり教育とか親切なテキストってのは必要なわけで。

とにかく、ユーザーと理論家の連続体を埋める中間点をたくさん作らないと駄目だな。ユーザーが進歩してもいいし、理論家が(サイエンスライターのように)戻ってきてもイイし。

出版社の人、誰か僕に本を書かせてみませんか(笑)



ハリー・ポッターと死の秘宝

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

いよいよ最終巻ですな。二日間で読破しました。
徹夜で読んだ学生がいて、「少なくとも33章まではすぐ読んでください*1」と言われたので、読んでみた。

いやぁ、面白かった。というか、ホッとした。六巻を読んだ後はどす黒い気分になりましたが(だってダンブルドアが・・・)、この巻を読み終えたら、スッキリします(だってダンブルドアが・・・)。
学生はセブルス・スネイプのファンらしいんだけど、七巻を読めば「ひょっとして作者はスネイプのことが一番好きなんじゃないか」と思わせるぐらい格好いい感じでした。

作者(訳者?)のすごいところは、七巻全部を通じて、文体というかノリが同じ所です。淡々と語りながら、読者をワクワクさせてくれる感じ。子供にも是非、読むことを薦めたいシリーズですな。

*1:ほとんど終わりかけの箇所(笑)



お腹がすかない

水をがぶがぶ飲んでいるからだろうけど、この時間(22時)になってもお腹がすかない。
理由の半分は、食事を作ったり片付けたりするのが面倒だからでしょう。

ちなみに、まだ職場にいます。
帰っても面白くないし、職場のPCの方がスペック高でいろいろ都合がいいので、だらだらウロウロと仕事をしております。




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