Kosugitti's BLOG

アンドロイドは正規分布の夢を見るか

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2010 / 5月

ミスの帰属

学会で発表しようと、データを取って分析し、そろそろ原稿を書こうかと(締め切り31日)思って、テンプレを取りに行ったら、自分が発表登録していないことを知った。

最近の学会はweb登録が多くて、少なくとも既に二つは登録済みで、この学会も出来ているもの、と思っていたのだが。過去のメールを検索しても、参加登録完了通知は届いているのだけど、発表登録完了通知、ではなかった。

大会ヘルプデスクにメールして、再確認+可能なら今からでも発表登録を、と嘆願してみたが「駄目」という返事。
管理上の理由があるだろうし、締め切りをもう一ヶ月も過ぎているのだから、そりゃあそうでしょうな。
主領域の学会だけに、発表できないのは辛いのだが、元はといえばこちらのミス。仕方がない。

とまれ、連名発表者もいるわけですから、その人の業績も消しちゃったわけで、へこむわ責任感じるわ、です。

へこみつつ、内省するのだけど。
ミスの帰属、半分は確かに自分の性だが、もう半分はそのwebサイトのデザインの問題もあると思われる。
つまり、参加登録が終わったら発表登録に誘うようにサイトが移動するとか、二重・三重の防止策を準備してくれても良かったではないか。近年同様のサイトが増え、仕事で膨大な量のメールを処理する社会なのだから、確認は郵便を使うとか。二号通信が届かない人は登録できていないよ、というようにして、警告を発し、またミスが見つかったらカバーするようなシステムにしておくべきではなかったか。
もちろん、現状でほとんどの人がちゃんと登録できているのだから、おまえが悪いと言われたらそれまででしょうよ。
しかし、連名発表者に謝罪の電話をしたところ、彼も同じエラーを犯したという話だった。事務局に非がある話で、特例で何とかなったらしいが。
システム側に問題がなかったとは言えまい。

まぁあまりパッとしない結果だったので、何とか気持ちを切り替えるしかないな。



lambda.constraintな問題

探索的因子分析の推定にMCMCを使う話です。
MCMCpackのMCMCfactanal関数というのがあって、まぁ簡単にできるようにはなっているんだけど、どうにも因子負荷量の推定値が小さいようで、これはなんだろうと疑問に思っていた。
expolaratory factor analysisとかbayes factor analysisといったキーワードで検索してみたんだけど、これといった答えが見つからない。MCMCfactanalで検索すると、このブログしかヒットしないんだもの!

が、ふと気づいたらこのブログの記事(昨年の記事)にコメントが着いていて(通りすがりさん、ありがとうございました!)、どうも因子負荷行列にある程度制限をかけないとうまくいかないみたいなのだ。

例えば、MCMCfactanalのサンプルで示されているswissデータに於ける例だと、コードは次の通り。

[crayon-5c0e9e82a2485829449222/]

このlambda.constraintによると、Examinationという変数の第一因子の負荷量は正、第二因子は負、という制限をかけている。Educationの第二因子の負荷量はゼロ、Infant.Moralityの題意一因子の負荷量もゼロということなので、結果を見るとゼロに指定されているところの負荷量は推定されていない。
ちなみに、やってみた結果は次のような感じになる。

[crayon-5c0e9e82a249d552998673/]

で、このlambda.constraintを無くしてみるとどうなるか。コードは次のようにするだけ。

[crayon-5c0e9e82a24ad346843084/]

結果は大違いで、

[crayon-5c0e9e82a24bb224306667/]

こんな感じ。
一般的な最尤法による因子分析モデルでやってみると、次のようになった。

[crayon-5c0e9e82a24ca990257564/]

ってなことで、ちゃんと制限をかけている方が数値的にも納得できるし、最尤法の答えなんかとも近いわけです。
利用上のちょっとしたコツが要るってことねー。

備忘録まで。



日常の中の非日常

月曜日に後輩とチャット的ツィッターで話をしていて、また話を聞かせてくれよ、と言ったらいいですね、じゃあ行きます、と言われた。

新幹線でに時間の距離なのだが、彼はヒマで金があるのでフットワークが軽いのだね。
急な話だったので、学生とのアポを変更したり、講義の準備を前倒ししたりして時間を作った。

昨日のお昼前に合流、昼ご飯を食べ(名物の瓦そばに連れて行った)、大学へ。
三コマ目の英文講読の授業に参加させ、その後ディスカッション。

いつも電波な話をする人なのだが、今回の話は「パース」というキーワードが入ってから理解が進み、特に異論が無い感じで議論が終わった。いつもは用語の使い方が主な問題となって、構想を理解できないのだが、今回はスッとわかったか感じ。日々自分でも考えていたことだとも言えるし、自分の考えの脆さを指摘してもらったりして、有益な時間だった。彼にとっては新しく展開ができたわけでもないだろうから、メリットがあったかどうかはわからないが。

夜は同僚OKB氏も交えて懇親会。渾身。

今日は朝から宿に迎えに行き、特に観光するわけでもないと言うから2コマ目の講義を受講させてから(ノートPCとか借りて助かりました)、駅まで送っていきました。

日常の間に時間を作って、非日常を入れ込んだ感じ。その程度の時間の自由が許されている職場・職業であることは有り難いと思う。何より、研究の話を専門的にできる時間は至福のひとときなのだから。
ただ、平日の中にこの予定が入ったので、普段の講義やゼミなどのテンポ・感覚を取り戻すのに時間がかかっている感じ。多少ダメージがあったか(笑)

結構でした。



上弦の月を喰べる獅子

上弦の月を喰べる獅子〈上〉 (ハヤカワ文庫JA) 上弦の月を喰べる獅子〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

「上弦の月を喰べる獅子」を読んだ。

夢枕獏は読みますか?と学生に聞かれて、いや読んだことがない、というと「じゃあ良かった、貸します」と言ってもらえまして。読んでみました。

螺旋、というキーワードが出てくるたびにグレンラガンを思い出し、二重になっている話をよむにつれ、階層性の問題、自己の問題、存在の問題を考え、「ゲーデル,エッシャー,バッハ―あるいは不思議の環」を久しぶりに読み返したいなぁ、と思ったり。

まぁ色々考えさせてくれる話でした。

佛教の本なのか?SFなのか?心理学の本なのか?宮沢賢治をテーマにしている、という表現も散見されるしなぁ。
現代の「ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)」みたいなもんですね!奇書!



統計ソフトにおけるプラットフォーム戦争の終結

SPSSがバージョン17からRとの連携を深くし、SPSS上からRのプログラムを書いたりできるようになっている。

最近知ったのだが、M-plusもRと連携するパッケージをサイトで公開している。こちらはR上からM-plusを使うことができるようになっている。

もちろんRはフリーソフトウェアなんだが、さてでは、商用ソフトの利点とは何だろうか。

M-plusは明らかに長所があって、カテゴリカルな変数を扱えること、マルチレベルなモデルを書くことができることなど、ソフト屋として一日の長がある。
SPSSは、悪いけど、私の関わりの深い心理学という分野では、Rより優れたるポイントというのは寡聞にして知らない。GUIだということは誉めてやりたいが、これは一長一短、GUIであることの欠点もあるのだ(初学者が形式主義になることなど)。

M-plusはその初期バージョンのころ、いい推定値が算出されなかったという。計算につかう、初期値の推定が問題だったときいた。バージョン3ぐらいから安定し始めたそうな。計算機科学の分野も、行き着くところは職人技みたいなものがあるようだ。それがあれば商売になるわけである。

そして、統計学者としては、自分のモデルがどこから職人技で、どこから科学として批判の目にさらされるべきポイントだと考えるのだろうか。結構微妙なラインで、学会や派閥、流派によってはその基準が違う、ということがあるんだろうな。

とはいっても、有り難いことにRというプラットフォームができた。メーカーはRをしっていさえすれば、自分の新しいアルゴリズムを公開することができるし、ユーザーはRをしってさえいれば、自分のデータにあう分析ができるようになるのだ。Rを使い始めて三年ぐらいになるが、そろそろ宣言しても良いかもしれない。Rが統計ソフトのプラットフォーム戦争に勝ったぞ、と。その裾野の広さをみれば、この結論は決して誇張ではないといえるだろう。

しかし、音楽や書籍の業界で起きているプラットフォーム戦争が、学問業界にも当てはまるとはなぁ。これは流石に、時代と社会の交互作用で、革命的なことだと言わざるを得ない。

そしてもちろん、優れた技術を持っているのであれば、商用ソフトのメーカーも生き残れるのだ。恥じることはない。生き方が変わるだけである。
臨床心理学が生き残り続けるように。



調査Tips

学生にデータ入力を依頼したら、複数回答可のところ、複数の数値を一つのセルに入力しちゃってることあるよねー。
本来は、オン・オフのバイナリデータにして、一つの選択肢に一つの回答を入力するようコード化しなければならないわけです。
指導不足は棚においといて、解決策を。

まず、入力されている数値を文字か何かに変換。
このとき注意が必要なのは、1→あ、というように変換するとき、二桁の数字があると、10→あ0、となってしまうので、「大きな数字から変換していく」ことがポイントです。

で、次にこの関数。
B2=IF(A2<>SUBSTITUTE(A2,”あ”,””),1,0)

文字の一部を代入すると、含まれている場合合致しなくなる(変換後の文字列が変わる)のでフラグがたつ、ってこと。
これを考えついた人、偉いなぁ。↓
【Excel】IF文「ある文字を含んでいたら…」 – Office系ソフト – 教えて!goo

ずいぶん助けられたので、備忘録代わりに書いておきましたとさ。



twtr2srcの廃止

Twitterでのつぶやきをブログに自動的に送り込むしかけをキャンセル。
画面の横には出ますが、ブログ本文にはいれないことにしました。
理由は、一日遅れのつぶやきは記録の意味しかないこと、つぶやきは記録をする必要がないことまであること、ブログが醜くなること、です。
あと、つぶやきで消化されるとブログの記事が減るのは間違いないだろうけど、ブログに各文章はもう少し考えてから書くべきで、まぁ気概さえあればちゃんとそれはそうするだろう、という予測が立つようになったから。

ということで、更新が少なくなりますが、ご容赦。Twitter上でのフォローは歓迎、ブロックする予定はありませんから。



05月12日、昨日の独り言

  • 22:21  強行採決は良いんだよ。どうせ数の論理だから。それより、賛成、反対の論旨を簡潔に伝えてくれたら、それを次の選挙で考える手段にするから。それが民主的なやり方ってモンだろ。
  • 22:17  キャスターのくだらないコメントは不要の極み。もうみるに耐えない。
  • 22:16  ネットのニュースがいいのは、調べたかったらハイパーリンクですぐに調べられること。自分の知りたい精度まで。テレビのニュースは、自分では取りにいかない情報が伝わること。ベルリンフィルの指揮者に日本人が選ばれたことは、見出しだけではクリックしないからなw
  • 22:12  つまらんなぁ。本当につまらん。テレビのニュース。小沢のニュースとか公務員法のニュースとか、事実の報道がない。感情煽動的な話だけだ。良いとか悪いとかの判断は此方でするから、事実を伝えろよ。
  • 22:04  普天間ネタより口蹄疫問題の方が大事だとおもうのだが。衛生に関する問題は、隠すより徹底的にオープンである方が有効であること、歴史が示しているじゃないか?#kouteieki
  • 22:01  口蹄疫のニュースを報道しないのは、風評被害があるからだということだが、具体的にはどういうことなのかな?牛や豚の価値が下がる?
  • 21:58  報道ステーションに移動。期待はしてないが。こちらも小沢ネタから。
  • 21:57  寝たか。
  • 21:56  よくわかる話。RT @ikedanob: 池田信夫 blog : 周波数オークションの目的は免許料ではない http://bit.ly/d4Ayee
  • 21:53  あ、止んだ
  • 21:53  娘が指吸いをやめないので、きつく叱る。大嫌いな絆創膏を吸う指に貼った。三十分ぐらい泣き続けている。
  • 21:42  報道のないまま、天気予報になったな。インターネットがなかったら知らないままになるニュースだな。報道規制は怖いな。いろいろ考えさせられる。口蹄疫の件。 #kouteieki
  • 21:18  NHKのニュースをみているが、まだ口蹄疫ニュースを報道しない。キトラ古墳の壁画よりは重大なニュースだと思うけどな。
  • 18:54  英語の敬具、数種類あるがTPOにあうのがどれなのか、皆目検討もつかない。仕方ないけど。
  • 18:50  改修前の図版チェック。とりあえず、なんとかモノが部屋に入りそうで安心。
  • 18:49  英語のメールを書きました。今日はこれまで。
  • 18:48  ちょっと欠点。RT iPadには、印刷機能、USBメモリーの接続が不可能。作ったファイルを、PCに転送して、PC側で印刷するしかありません。
  • 18:17  学会からアブストの書き直しを指導される。結構とるだけあって、しっかりと見てくれるんだな。
  • 13:52  ASUSEeePCってあんまり良いイメージがないんだけど、なんでだろう?情報が古いからかな。
  • 12:06  こうぎだん
  • 10:14  講義に行きます
  • 09:51  この素早さがうらやましい。裏付けは、決断力と将来のビジョン、実現するための資金。http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051001000155.html
  • 09:50  92文字の無意味綴り。「わたくしは必ずしもそのような思いをもって申し上げたわけではないとある意味でご案内の通りですが、様々な方々の思いというものを感じあえて申し述べるべきではないとそのように認識しております。」
  • 09:36  読みたい本が山ほどあるし、プログラミングもしなければならないかも。誰かどこかに幽閉してくれませんか。
  • 09:35  博多大吉先生の年齢学序説も読みたい。
  • 09:35  今月はムダヅモなき構造改革も出るし、ゆうきゆう先生の心療内科の漫画もでる。忙しい。
  • 09:34  鋼の錬金術師が最終回を迎え、完結するらしい。大人買いするか、漫画喫茶で読むか、とにかく通読してみたい。
  • 09:20  論文読了。教育心理学研究はお綺麗な質問紙調査。実験社会心理学研究はIATを使ってる分、まだ魅力的だったな。

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