Kosugitti's BLOG

アンドロイドは正規分布の夢を見るか

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2012 / 11月

無題

学生に,「怒ったらいいのに」と言われましたが,怒るのは昔から下手です。

 

怒って言うことを聞かせる,というのは,聞かされる方として嫌だし,権力や暴力を笠に着ているようなので,そんな風になっている自分に気付くと,自己嫌悪します。

 

前向きに立ち向かって乗り越えるのは好きだけど,後ろ向きになって悪い言葉が心の中を渦巻くのが嫌です。知らず知らずのうちに避けていたな,と気付くのが嫌で,それなら逆に一歩踏み込んで怪我した方が気は楽です。

 

 

怒るよりも,自分の見積もりの甘さや計画性のなさに反省点を見つけるほうが先です。

 

 

現実的には,こんなカッコよくできないので,「カッコつけたいんだけどそれができるほど大人じゃないんだよなあ」といって,分かってくれる相手に,チョロチョロっと悪い言葉を飲み屋で吐き出す自分が好きなんだろうけど。

 

 

人に対して怒ることはないですが,システムに対して腹を立てることは日常茶飯事ですw



merge関数を使うときの注意点

Rでデータハンドリングする時,便利なmerge関数。

簡単に言うと,二種類のデータがあったら,キー変数を使って名寄せしてくれるわけです。例えば事前調査,事後調査をして別のファイルに保存していたけど,分析は前後で対応をつけてやりたい。学籍番号か何かでラベルはつけてあるけど,ソートしてマッチングして・・・というのは手作業では大変ですな。それを自動でやってくれるんです,こんなにありがたいことはない。

 

ということで,まさに上のような状態で分析を今から始めようとしていて,データセットA,データセットBそれぞれに200人近いデータが入っていたのです。それを分析するために結合しようとして,

 

total <- merge(dataA,dataB,by=”キー変数”)

 

とするだけでよかった・・・はず。

でも,出来上がったデータセットはなぜか500人近いデータになっていてびっくりw

完全にバラバラなデータであっても,400人にしかならないはずなのに,どこからか100人分わいて出てきている。これはどういうことだろう・・・と,この三日ほどなやんでおりました。

 

が,先ほど色々考えてやっと解決。

 

要は,キー変数に欠損値が複数ある場合,が問題だった。

データセットAのキー変数(例えばID)が,1,4,  3, NA,  NA,とあって,データセットBに同じく1,3,5,NA,NA,NAとあったとします。この場合,両者にある1,3のデータはマージしてほしいんだけど,5は違うので,残すか消すかですね。5を保存するかどうかはオプションで指定します。保存してほしかったら,all=Tというオプションを着けます。

問題は,NAなのです。欠損値なので,このレコードは合わせようがない。もっとも,分析には一部使えるので,マージするだけするか,というところですが,複数のNAがどことマッチするか分からない!

そこでRは,その分を水増しするわけです。

仮にデータセットAのNAを順にNA_a1,NA_a2,データセットBのNAを順にNA_b1,NA_b2,NA_b3とすると,どうやらRは,

NA_a1=NA_b1

NA_a1=NA_b2

NA_a1=NA_b3

NA_a2=NA_b1

NA_a2=NA_b2

NA_a2=NA_b3

と「水増し」してしまうようです。

 

なんだこりゃ,と思われるかもしれないけど,Rの立場から考えると(!)これは合理的な配慮ではあるかな,と。

それが嫌なら,事前にキー変数の欠損値に別の数字を割り付けておくかなんかして,確実にずれるようにすれば問題回避できます。

 

 

やー,とにかくこれで謎が明らかになったぞ。

やれやれ。

 

 追記)@R_Linux先生から素敵なお知らせ。merge関数のincomparables引数にNAを指定すればこの問題を回避できます。使い方は

merge(dataA,dataB,by=”キー変数”,incomparables=NA)

とするだけです。

こんなに簡単な回避方法があったとは。自分は別でかぶらないように着けたID変数をキー変数のNAに代入して回避してましたよ。

 

自らの無能さを晒すために,消さずにおいておきます。

教えてくださりありがとうございました!



本学は学生をバカにしています

先日一年生に伝えました。

 

本学は,諸君をバカにしています,と。

こんな太宰メソッドを使って責任逃れと思われるのも癪なので,俺が馬鹿にしていると言うべきだったかもしれぬ。

 

何の話かというと,学生ポートフォリオの話ですけどね。

 

学生に,学校生活を振り返って,頑張ったことを自由記述で書かせる。学業面と学業以外の面に分けて書かせる!頑張った程度を四件法で評価させる!それを四年間累積させることで,就職活動の足しになるそうです。教員は毎年それを書かせて,指導するんだそうです。

 

たかがA4の紙一枚っぺらで,振り返りをさせて,指導するんだと。そうすると,学生にはコミュニケーション力がつき,就職活動で満足のいく結果が出るんだと。

 

大学から配布せよ,実施せよという命令があったので,やりました。

みんなこれに記入しなさい,といって,記入が終わってから「こんなのに真面目に,それっぽい内容を書いた奴は自分がバカにされたことが分かってないのか」と言いました。

 

このアホな政策を策定した人には,次のように理由をつけていかに無駄であるかは指摘したのです。

 

——————————

学生の自己評価の累積が学習効果を高めるとする根拠が理解できません。

1.1 自己を振り返って気付かない欠点については,この方法でのばすことが出来ません。
1.2 多くの場合,自分の欠点に気付いていないことが最大の欠点です。
1.3 欠点を外部から指摘し,克服を援助・指導するのが教員の仕事であり,これは学生への責任転嫁です。

2.学業以外のことについて教員は専門外ですので,指導できませんし,すべきではありません。
2.1 学生の指導ができるのは,教員の専門性にその根拠がありますが,私は「サークル活動・社会活動等」の専門家ではありません。
2.2 FD研修中に,「コミュニケーション力」「ジェネリックスキル」の育成のためにこのポートフォリを利用するとありましたが,コミュニケーション力とやらの専門家でもありません。
2.3 大学教員が学業面以外のことを指導するのは,学生のプライバシーを侵害し,セクハラ・アカハラ問題が発生する可能性を高めます。

3.自己評価項目が五段階である根拠が理解できません。
3.1 心理尺度の専門家として,この測定対象がこの文言,この五段階で測定できるものではないことを指摘しておきます。
3.2 5の「そう思う」とされた学生にそれ以上の成長が望めないことになりますが,それでよろしいのでしょうか。
3.3 とりあえず5とつける,あるいは4年間かけて徐々に点数を上げて成長したように見せる技術を獲得することをコミュニケーション力というのでしょうか。

中途半端なシステムの実施は,その分の労力を教職員にも学生にも課しますので,無理矢理実施することは大学の価値を貶めます。

このように,どう考えても,教員の才能,職員と学生の時間,資源の無駄ですので,実施しないよう重ねてご提案いたします。

——————————

 

そしたら,「だってやるっていったんだもん,黙って従え馬鹿,やり方はお前次第だろうが(大意)」という返事が返ってきたので,冒頭のような指導の仕方をした次第です。

 

学生には言いました。

だいたい,紙一枚にかけてしまうような青春を送ってくるんじゃねえよ。

自己評価させるということは,自分で自分の欠点を書かせて,「ほらみろ」って言うだけの指導だぞ。指導者の頭が空っぽだからできる技であって,やれって言われたからやって,アホな指導者に突っ込む隙を与えるような奴もそろってどうかしている。

 

だいたい,俺に学問以外のことを指導されたいか?おやおや,君はコミュ力が足りないからちょっと恋愛してきなさい,って指導されたいか?

 

 

これでもピンとこなかったらもう絶望的ですが,そうならないことを信じて。



娘の大太鼓

午前中に,小学校の音楽会が市民館でひらかれた。

しばらく前から練習していたし,指折り数えて待っていたし,学校で書かされたのであろう招待状まで渡されたので,いってきた。

 

娘の担当パートは大太鼓。鉄琴をきぼうしていたのだが,それは別の子にとられたみたい。他にもピアノや木琴,パーカッションパートは色々あるのだが,なぜ大太鼓なんだろうなぁと思っていた。

一応ピアノは習わせてあるんだから,メロディを奏でるぐらいはできるだろうに。

それもまあ,一般的には鍵盤ハーモニカであって,大太鼓という特殊楽器をまかされたのは多少なりとも音楽教育の効果があったのか,と思って見に行った。

 

 

あのですね,親バカなのかもしれませんが,とても上手にやってました。とてもすばらしい。完璧です。奇麗にリズムを刻んでいる。指揮者をしっかり見て,とっても正確なリズム!

 

うちの子,シーケンサーの才能がある!

 

素人の演奏というのはよくあるように,メロディがリズムに合わないのがよくある失敗な訳です。例えば学生バンドとかでも上手く聞かせるのは,リズムとベースがうまいバンド。ギターやボーカルがとてもうまくても,リズムやベースがグダグダだったらきけたもんじゃない。

 

一年生や二年生はまだまだガキンチョなので,とうぜん上物のメロディやリズム(鈴など)は走ってしまうわけです。指揮者が何とかそれをおさえる。ピアノを担当するような上手な子はちゃんとテンポを守れるんだけど,全体として聞いたときにどうしても下手に聞こえてしまう。

 

そういう意味で,今年の二年生の音楽をしっかり支えたのは,娘の大太鼓です。

 

娘の大太鼓です!

 



ゼミの思考実験課題

  • 「眼鏡」が差別される世界を仮定してみよ。そんな世界になるはずがない,と言うならその理由を考えてみよ。それらの理由が,現在ある差別(性差別,人種差別,部落差別等)にどれほど当てはまるか検証してみよ。
  • 恋愛が義務化されている社会を仮定してみよ。例えば,子どもは15歳になれば必ず政府指定のパートナーと交際しなければならない社会である。その社会の長所と短所を考えてみよ。また,その中での「純愛」はどのような形態をとりうるか考えてみよ。

  • 家族の一員が急にスーパーヒーローになってしまったと考えてみよ例えば,兄弟がある日改造されて「鉄腕アトム」になったとする。その家族はどのような振る舞いをするか.例えばどのような保険に入るべきか等,経済的な面,社会的な面,なるべく多くの角度から考察せよ。


  • 一夫二婦制を想定してみよ。

    その世界の長短所として,以下のもの以外に,どのようなものが挙げられるか。

    長所

    ・浮気,それに依る離婚の激減。二人目までは合法だから。
    ・男女比の不釣り合いを原因として,男性がより真剣に女性を口説くことになる。
    ・あえて妻を一人に絞るという新しい純愛の形が誕生する。

    短所
    ・モテない男に女性がこなくなる。




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