Kosugitti's BLOG

アンドロイドは正規分布の夢を見るか

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2014 / 12月

2014年のまとめ

Facebookだけじゃなく,WordpressにいれてあるJetpackも一年間のまとめみたいなのを自動的に作ってくれるのねー。

それによるこのブログの2014年まとめはこちら>http://jetpack.me/annual-report/74033944/2014/

対して手動で今年を振り返ってみますと,今年の10大ニュースは,次の通り。

  1. meはおフランス帰りざます
  2. 北海道にも家族で行ったぜ
  3. Ingress,はじめました
  4. 欠番
  5. 欠番
  6. 初めて宮崎にいったぜ
  7. ベイズ塾での研究発表
  8. 家電(洗濯機,電子レンジ,冷蔵庫,炊飯器)を刷新
  9. 師匠の最終講義
  10. 原稿に終われております

 

一番目はフランスでの学会,空いた時間でパリのあちこちを観光。パンが美味しかったのが印象的。少しお値段的には高くつきましたし,ずっと曇天で雨と寒さの印象が強かったけど,全体としてまあいい経験だったでしょう。

二番目は北海道,学会終わりに家族と合流してウロウロと。ジンギスカンよりもじゃがバターに目がない長男や,海鮮に目がない長女など,食べまくりましたな。天候が悪かったのが一番残念なことでしたが,いい思い出になりました。

三番目は地味ながら,Ingressを始めたこと。おかげで結構行動パターンが変わって,うろうろするようになりましたよ。田舎なのでポータルが少なく,Lv6止まりだけど,来年こそはLv8を目指してどんどん歩き回ろうかな,と。

4,5番目は言えないけれども,人に関する諸事問題があってね。来年はそっちもうまくやりたいものですなぁ。

宮崎県は九州の中でまだ到達したことのない土地だったんだけど,今回九州心理学会で行くことができました。同僚と楽しく過ごせたのもよかったです。

研究的な意味では,やはりベイズ塾での発表に関する活動が,ベイジアンとしての自覚や因子分析大好きっ子としての自覚をもち,研究について新しいアイデアを得たこともあって大きかったかな,という感じ。早くあの案件は論文にまとめないとー。

家庭内のことになるけど,結婚13年目を迎えて家電を新しくしていったのも今年の思い出。テレビと掃除機はずいぶん前に代替わりしていたんだけど,消費税が上がる前に,と乾燥機付きの洗濯機にし,ついでに?レンジも買い換えて,年末の大掃除のついでに炊飯器と冷蔵庫も買っちゃった。引越しも考えていたんだけど,これでしばらく雰囲気も変わるので,そちらはちょっと延期かしら。

今年のイベントとしては師匠の最終講義があったわけですが,いよいよ今年度末で師匠が退職します。ということで,そろそろ完全に自立せねばなりません。40も近づくし,来年も頑張ろうーっと。

ということで,今年も幾つかの原稿に追われましたが,多分来年中に一つ成果が出ます。ついでにもう一つ狙っているんですけど,地味に大変。地味だから大変。ま,仕事ってそういうもんですよね。

仕事が忙しいことはいいこと。一歩ずつではあるけど前に進んでいるという実感があるから,この仕事を選んで良かったと思っています。

本当の一番は,ニュースということではないんだけど,子供が順調に大きくなっていること,これに尽きる。やはり家長としては家内安全が一番ありがたいわけです。とかいいながら,今年も残すところあと数時間,というところで散歩に出かけたら子供が滑り台で擦り傷を作りましたが。

なんせまあ怪我したり病院行ったりは日常茶飯事ながら,大きな問題なく過ごせたのはありがたいことです。来年はいよいよ三十代最後の一年なので,気合い入れていくぞ!



全情報分析のコード

ということで,なんで双対尺度法のコードまで作っちゃったかというと,全情報分析がやりたかったから。

すでに掲載した私流の双対尺度法コードの返り値をつかって,全情報分析に使う距離行列を算出するのが次のコード。

ちなみに全情報分析とは,双対尺度法で最適な重みをつけられた行・列の空間の距離を計算することで全ての次元における全ての最適重みをつかって行・列データの分類を行う方法で,この関数で算出された距離行列に対して例えばk-means法を使うことを提案している。

もちろん,k-means法に限らなくても,改良k-means法や自己組織化マップ,MDSなどを使っても良いだろう(因子分析など次元圧縮を行うのは,せっかく全部の情報を使おうとしているこの手法の哲学に沿わないだろうからふさわしくないと思われるが)。

テキストの例を次のように入れてみたら,きちんと結果は再現された。もっとも,k-means法は乱数アルゴリズムを使っているから,必ず同じ結果が再現されるとは限らないが。

皆さんもぜひ遊んでみてください。

出典;行動科学のためのデータ解析―情報把握に適した方法の利用

追記 関数名に誤記がありましたので直しました。前記事のDualScaling関数の戻り値をTIA.dist関数に渡すと距離行列が返ってきます。



双対尺度法を自作してみた

前回の続き。
交互平均法で出てくるのは第一成分だけなので,複数の次元を出すために残差行列を計算してさらに交互平均法をする,という作業を繰り返す必要がある。

実装してみたコードがこちら。このコードの中に交互平均法のアルゴリズムも含まれています。

ちなみに,青木先生のサイトにも双対尺度法のコードがあって,こちらはRの固有値分解関数などをつかっているので,より安心安全にお使いいただけます。こっちのコードは交互平均法による習作ですから。

あと,西里先生の研究チームによる双対尺度法のRパッケージ,dualScaleというのもある。

dualScale: Dual Scaling Analysis of Multiple Choice Data

これは多肢選択法にdual scalingをするdsMC,強制分類法をするdsFCという二つの関数しかないけれども,どちらもとても魅力的な手法なので,パッケージで供給されているのはとてもありがたい。今後このパッケージがどんどん発展してくれるといいですね。

dsMCをつかって5件法でデータ取ってる研究全部やり直したいぐらいだよ,ほんとに。



大掃除をしたよ

昨日まで仕事&飲み会だったので,今日はスロースタートだったんだけど,やるべきことはいろいろあります。そうです,大掃除です。

風呂,トイレ,網戸などを掃除し,子供達には戸の落書きを消すように指示。半日ぐらいかけてゆっくりやりました。まだ台所が終わってないけど,それは明日でいいや。

大掃除では,古くなったバスタオルを捨てました。洗濯物を乾燥機にかけるとスルメのような匂いがすることがあって,調べたら古いバスタオルがそういう悪さをすることがあるらしい。ということで,その辺も刷新。

ところで。電球が切れている部屋があり,電池も欲しいので,夕方に電気屋に出かけました。ついでと言ってはなんだけど,大分古くなってきてる冷蔵庫や炊飯器の値段も下調べしようという考えもあって。

電球や電池はすぐに見つかり,冷蔵庫を見に行くと,やっぱり大型になると高いのね。30万円ぐらいしちゃう。あーこれは痛い出費だなー,と思って,炊飯器コーナーに移動,こっちはまあ5万円もすりゃあいいのが買えるか,うーん,と思っていたところで店員さんがやってきました(声をかけた,かけられたというのではなく,子供が走り回って警報用のタグを外しちゃって人がきちゃったという笑)。

で,せっかくなのでどの炊飯器が一番美味しいの,という話をして・・・

 

なんだかよくわからないけど,アレヨアレヨと言う間に,冷蔵庫と炊飯器を買ってしまいました。自分でも驚きの即決。

山口で電気製品を買おうとすると,基本的に値段交渉なんかをやらせてくれないので,自分でいろいろな店を回って様々な説明を聞き,価格調査もしなければならない。ので,今日買ってしまうというのは全く想定外だったんだけど,今回あたった店員さんが神戸出身の「関西人」。お客さんとは同郷の感じがしますので・・・関西の方ですか?と聞かれたので,大阪と京都のペアだよと答えると,私は神戸ですが,と(笑)。関西人にとってその違いは大きい方なんだけど,ともかく会話のテンポが慣れ親しんだものであったし,何より値段交渉に付き合ってくれる。こんな私でも,値段交渉をするときは店員さんに悪いなあという心境で挑むんだけど,その時にあんまり関西弁っぽくならないように,と配慮してしまうのでうまくできなかったりするんだよね。その辺がなかったのが決めてかなぁ。

ともかく,年があけると冷蔵庫が新しくなります。やったね,オーナーだね!

結婚してから13年使ってきた冷蔵庫,炊飯器もそろそろ二代目。長らく一緒にやらせてもらってますが,こういうことで節目を感じるのも悪くないなぁと思ったり。

 

そんな1日でした。



今年もありがとうございました

恒例の年末集中講義が24,25,26日とありまして。26日はその後にさらにゼミのお歳暮交換会(忘年会)がありました。

年末という感覚はほとんどなく,最後の数日間を全力で駆け抜けた感じになってしまった。集中講義というのは聞くほうも大変だと思うけど,やる方ももちろんです。喉は痛いし,足腰は疲れるし。毎晩足裏に湿布を貼って,21時半ぐらいには就寝しました。

集中講義のテーマは測定法で,去年までは因子分析とIRTを教えていたんだけど,今年はそれに双対尺度法を追加しました。社会心理学とかを集中でやるのであれば,時々視聴覚教材を入れるなどして,喉を休めることができたりするんだけど,全編講義(単独ライブ)だったので,最後の方はこちらもフラフラになった。でも,何かが伝わってくれてるといいなあと思っています。

双対尺度法に関するブログエントリーは後で別途あげるのでお楽しみに。

ありがたいことに,卒業生が遠方から集中講義にもぐりにきてくれたりしていたし,授業は受けなかったけど卒業生が遊びに来てくれたりしたので,懐かしい感じもあったり。最終日のお歳暮交換会(個人的には集中講義の打ち上げみたいな意味!)にも卒業生が来てくれて,賑やかになりました。

久しぶりに地獄のギムレットゲームをやってしまったけど,なんとか二周で終わったので大事には至らず。もっとも,学生が一人潰れましたがね。

ということで,今年も一年間,よく働いたと思うのです。



交互平均法のコード

西里先生のこの本を見ていると,自分でコードを書いてちゃんと理解したくなった。

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ということで,2章にある双対尺度法の基本アルゴリズム,交互平均法についてのコードがこちら。

 

関数名はrecipro_aveで,クロス集計表のデータを渡してやれば結果を返すようになっている。
オプションとして,収束基準eps(デフォルトは1e-10),回転上限iter.max(デフォルトは1000),最初につける列重みベクトルstart.vec(デフォルトはNULLで,正規乱数を入れるようになっている),各ステップを出力するかどうかproc(デフォルトはFALSE)が決められるようになっている。
授業などでデモンストレーションするときは,start.vecにc(1,2,3)などを渡してproc=Tとすると,一手ずつ計算結果が出力されるのでよろしいかと。



師匠の最終講義

本日,関西学院大学にて恩師・藤原武弘教授が最終講義を行われました。

私が通っていた頃とはすっかり様変わりした学び舎で,学部長になられた先生や事務の方々のお顔も久しぶりに拝見し,ノスタルジーを感じ,教室で院生時代の仲間や研究仲間の顔を見つけては声を掛け合ったりしているうちに,その時が始まりました。

題して「自分の社会心理学物語-そのオモテとウラ-」。先生の研究的系譜,教育的系譜がまとめてお話しされました。

通じて,人間の二面性,環境によるその変容がずっとテーマだった,というお話で,ああやはり社会心理学者はそこだよなあ,と思ったり。内と外,個人と集団,二つの相が同時に存在することが我々のテーマなのです。

思った以上の時間を,計算機と多変量解析に費やされたのだなあというのも,改めて感じたところ。普段その手の苦労はお話にならないけど,時代的に大変だったんだろうな。

 

お話の終盤,弟子たちに学位を出すことができてよかった,ということをサラッと触れられました。スライドに名前が出てきて驚いたよ。

最後には先輩には引っ張り上げてもらい,後輩や弟子には押し上げてもらい,友人には遊んでもらったり守ってもらったりした,これがよかったという感謝の言葉も。

我々はもちろん,みんな先生のことが好きなのだけど,それはきっと先生がこういう,周りに感謝と愛情を持って接しておられることが伝わっているからなんだな,と思いました。愛されるためには,愛さないと,だね。

 

一つの時代が終わったのかなぁ,と思うと感慨深い。泣かなかったけどね!

さあ,俺たちの時代を始めようかぁ!



山口は素数だから–割り切れない気持ち

NHKのオックスフォード白熱教室を,ザッピング中にみつけて,見入ってしまった。素数の話だったんだけど,特に面白いと思ったのが「素数ゼミ」の話。

ゼミナールじゃないよ。蝉だよ。

研究されていて,本も出ているんだね。

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要するに,数年単位で地上に出てくる蝉にとっては,天敵のサイクルの公倍数にならないように素数年ごとに出現する,という話なんだけど(このアイデアをつかってGAで素数を発見できないかなぁ,と思ったけど効率が悪すぎるからあかんやろな)。

山口に来たばかりの時に,似たようなことを考えていたのです。

どうして山口には人が来ないんだろう?観光資源は豊富にあると思うんだけど,誰も足を止めないのはなぜか。

隣に広島や福岡という大きな街があるから?

圏内でも岩国,津和野,下関に取られて山口市内は残念な感じになっている。

でもこれってきっと,公倍数になれなかったからじゃないかと思うのよね。

徒歩,カゴ,馬,飛脚,汽車,電車,車,新幹線など,それぞれの移動手段で一休みする場所が必要で,その場所ごとに宿場町ができるわけでしょう。で,各移動手段の公倍数が大きな街になっていくんだよね。山口はそういう意味で,素数の街になってしまっているんじゃないか。

こういう交通網の観点に加えて,ハブになるかどうかというネットワークの構造的観点も加えて,見事に山口市はプライマリーになっちゃったんじゃないかしらと。

これってきっと,人文地理学とか都市社会学でちゃんと研究されている話なんだろうね。心理学者も地理的な距離と心理的な距離,といった現実社会との接点をもっと考えるべきだよね。

 

みんななんで山口市にこないんだろう,と市民は割り切れない気持ちをもっています。だって素数の街だから。

 

追伸 山口市は12月,クリスマス市になります。ってもっと宣伝したらいいのに。

 




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