恋愛基礎実習(一年,二単位)恋愛実践(二,三年,二単位),恋愛応用研究(四年次,五単位)

学生のコミュニケーション力,社会人基礎力が求められている昨今,大学としては確実にコミュニケーション力をつけるために,恋愛を単位化してはどうか。

 

ーーーーーーーーここから妄想

 

一年次は必修の恋愛基礎実習とし,既に交際経験がある,なしに関わらず,一年生同士でパートナーが選出されます。授業中はパートナーが隣同士になるように着席し,挨拶の仕方,相手に対する気遣い,適切な感情表出などを学びます。授業の後半は実習形式で,パートナーを下の名前で呼び合い,二人きりで喫茶店に行く,二人きりで映画を見てくるなどの課題をパスすれば2単位が認められます。積み上げ可の単位ですので,何度履修していただいてもかまいません。

 

二年次,三年次は認定単位としての恋愛実践があります。これは任意のパートナーが二人そろって毎月同じ日(記念日が望ましい)に,「現在私たちは交際しています」と担当教員の前で宣誓し,口頭試問に合格する(半期間=四ヶ月の間交際が維持する)と単位が認定されます。

 

四年次(後期開設科目)は恋愛応用研究とし,主に「円楽のプレイボーイ講座12講」をテキストとしながら,かっこいい紳士,素敵な淑女とはいかにあるべきかを研究します。パートナーがいない受講生は,恋愛基礎実習のようにクラス内でパートナーが割り当てられます。最後はクリスマスでの素敵なひととき,二人きりの年越しをへて,突然の別れを実践します。

 

これらの授業を履修することで,確実にコミュニケーション力の向上がみこまれ,また,本学の学生になると必ず「学生時代に(形式的とはいえ)恋人がいた」と胸を張って卒業することが出来ます。

もちろん,一年次の形式的な恋人から,本当の恋人同士に発展して(二,三年),四年次で別れの辛さを経験した後,卒業式までによりを戻し,卒業後も交際するということがあってもかまいません。

また,形式的な恋人関係であるにも関わらず,本気を出してストーカー行為,セクハラ行為に及ぶようなことがあれば,厳罰を持って対処いたします。

 

ーーーーーーーーここまで妄想

 
まあ冗談でこういうことを考えたのだが,学生ポートフォリオに学業以外で頑張ったことを書かせるよりは,確実にコミュニケーション力をつけてやれるんじゃないの,と思ったような次第。
必修化してあるから,大学生になると必ず恋人が出来る(=ぼっちがいない)し,大学生の学校適応感や自己効力感などが満たされ,楽しいキャンパスライフが保証できます!
 
 
 
大学でコミュニケーション力をつける,というのはこれぐらい馬鹿馬鹿しいことだと思ってもらえればいいんだけど。
どうしても大学がキャリア教育をするのなら,履修単位を独立変数,初任給を従属変数にした回帰分析をまずやりなさいw