娘の登校事情

最近,泣いたり泣きそうになったりしながら,下校してくるらしい。
登校も楽しいシーンではないようである。

一緒に行ってくれる子,帰ってくれる子がいないというのがその理由。
登校については,近所の子がいるのだけど,ケンカしたのかソリが合わないのか,一緒には行けてないようだ。
今日も窓から娘の様子を見ていたら,娘はその子を待っているのだけど,その子が目の前をタタターッと駆けていって,それを呆然と見つめる娘。
少しうつむいているので,「泣きながら帰ってきたりするかな」と思ったけど,しばらくすると顔を上げて歩き出したのでまぁ良しとする。

下校については,お友達と一緒に帰ろう,と言ったけどその子達は走って帰っていって,また置いてけぼりを食らったという話。

まぁ,そういうこともあろうなぁ。要因はいくつか考えられる。

  1. 二月生まれで発育が遅め,足が遅いという娘の身体的特徴
  2. 長女気質で,周りの年上の遊びにはプライドがじゃまして?入っていけない娘の性格的特徴。
  3. 同年代の仲良しが皆引っ越してしまったという社会的要因。
  4. 周りの子供達は既に別の遊ぶグループを形成している(幼稚園が同じなどで)という集団的要因。
  5. まぁ両親が地域コミュニティに入れてない(入ろうとしていない),という集団的要因その2。

さて,この話,親としては「かわいそうだなぁ」と思うが,問題視してはいない。こういう問題は,どこにでもあることだし,社会的状況やタイミングの問題だったりと,彼女自身が変革できる話ではない。つまり,彼女自身がうまく対応していかなければならないのであり,しかもそれができている(顔を上げて歩き出している)。
聞けば,クラスの中ではお友達と遊んでいると言うし,それでなくても家庭内できょうだい関係,親子関係は良好である。であれば,家の中でしっかりと自己肯定観を高めてあげて(それが集団的要因にさらに影響することもあるのだけど),状況を突破するか,突破できなくても自分が壊れないようにガードするか,という解決する力の源としてもらえればよい。

もっと助けてあげるべき,といった声もあろうかと思うが(そして心の中では何とかしてやりたいとも思うが),見てるだけー,というのも親の仕事なのだ。

頑張って人生楽しめるようになりなさい,娘よ。