ちゃんと病気になれました

追記。

通院後、出勤していくつかの仕事をこなしたが、やはり足裏が痛いわけで。
これはもう、とりあえず痛風かどうかを確かめようと、学内の保健管理センターに行ってみた。

血液検査をしてください、と病状も言わずに受付に伝えたところ、職員の健康診断の時期以外、すなわち普段はやってないとのこと。内科の案内状を書きましょうか?とも言われたが(とても親切で優しそうなお姉さん)、それには及びません、と帰ってきた。
年度締めの仕事を色々やろうかと思うが、どうも足のことが気になるので、予定を変更して帰路にある整形外科に行くことにした。
googleマップでみつけたところだが、一件だけコメントがあって、「総合病院でもわからなかった病気がわかった。名医です」と書いてあるので信用してみたのだ。セカンドオピニオンも大事ですからね。

小学校のすぐそばにあるせいか、客は児童生徒と老人ばかり。しかもずいぶんと混んでいる。はやっているんだな、と思いながら見てみると、レントゲン室、処置室その他、結構しっかりしている所みたいだ。看護婦さんひとり一人の対応も丁寧。良い病院なんだな、と思う。

一時間弱またされたが、診察の段。
松方弘樹のような、顔立ちのしっかりした先生が「どうされましたか」ととても丁寧な感じで聞いてくれる。
色々話す。傾聴の姿勢がすばらしい。午前中訊かれることの無かった、様々な問いもあった。
とりあえずレントゲンを撮りましょうか、というので、「いや、午前中に総合病院に行って、レントゲン上は全く問題なかった。痛みはあるのだが、何の処置もなく、様子を見ろと言われただけなので、困ってこちらに来た」と伝えたら、「なるほど、じゃあレントゲンは先方を信用するとして、診察しましょう」とのこと。

両足を並べてみて、触りながら、「患部が少し腫れている」と。ほぅ、午前中はそんな話聞かなかったが。

結論として「モートン病でしょう」という。図版を出して、足はコレコレこのようになっていて、ここのところに神経がある、そこの炎症かも、と。さらに骨の模型を出してきて、その奥にはこういう間接がある、ココの炎症かも、と。いずれにせよ、温めて治療するのがよいこと、炎症を抑える薬と湿布を処方してくれることなどを教わった。治療と投薬をうけ、とりあえず、家の中でも靴下+スリッパで過ごすこと、靴は底の柔らかいものに変えること、薬が切れた頃にもう一度見せに来てください、というお言葉を頂いて帰宅。

モートン病とは、足の第3,4指の関節に起こる炎症の病。確かにそこが患部なんです!
診察時に、靴を最近変えませんでしたか?と訊かれたが、まさに変えたのです、正月に。デザイン的には気に入っている新しい靴だが、横から少し圧力がかかっていたのかも。そして、それを履いて月頭(正月)に立ち仕事(集中講義)をしたのがまずかったのかも、などと色々思い当たるわけです。

外くるぶしの話は、こちらでも一笑に付されたが、専門家がそういうのならそれはそうなんだろう。

いずれにせよ、セカンドオピニオンを聞きに来て良かったと思う。
朝の総合病院で話したことと、夕方の街の病院で話したことは、だいたい同じだが少し違っている。だから、一概に比較できない。でも、話を聞き出そうという姿勢、説明しようという姿勢は、夕方の病院の方が親切だった。
朝の病院は、「痛風なんかじゃないですよ、そんなわけないじゃないですか、まだ我慢できるんだったら、とりあえずもっとひどくなってからしっかり面倒見てやるよ」という感じに受け取れたわけです。
夕方の病院は、(既に、朝面倒を見てもらえなかったというヒントがあったからかもしれないけど)、「靴を変えたりしてませんか、ご自分ではどのような治療をされましたか、どういうやり方が効果あったと思いますか」とか聞いてくれたし、図や模型で説明してくれたし。

混雑の度合いはどちらも同じ程度だったけど、やはり後者の方が有り難かったなぁ。病名をくれた=病気にしてくれた、ということではないよ。処置してくれたこと、痛みを助けてくれた(助けようとしてくれた)ことが有り難かったのです。

治療費も安かったしね!(1500円程度。まぁレントゲン撮らなかったからかも)

とはいえ、看護婦さんはどちらも親切だったな。あと、どちらのお医者さんも、患者の目を見て話をしてくれたなぁ、という感想。夕方の病院のほうがより親切ではあったが、朝の総合病院も、ちゃんとその辺はやっててくれたわけで。技術的には同等。態度が少し違ったぐらい。一昔前よりは、お医者さんも社会的スキルが上がってきているのだと思いましたとさ。

これで安心してビールが飲める。薬も飲んだし、湿布+靴下で痛みはないし、めでたしめでたし!