家族の臭い

どうも私は臭いに敏感なようだ。
前々から、臭いに関しては少し思うところがある。
以下に、私的臭い論を展開する。

どんな家庭にも、その家庭独自のにおいがある。
人と外で会っているときは、ほとんどその人の臭いが気になることはないが、お家に遊びに行くと、その家の臭いがあって、あぁこの人はこんな臭いのする家の人か、と思う。

臭い(におい)といっても、臭い(くさい)わけではない。
オリジナルな香りがあるということ。
鼻につくにおいだとか、嫌な臭いということはない。

ただし、恋人とか家族になる人は、その人の臭いが自分の好きなものでなければならない。
端的に言って、臭いに違和感を感じる人とは恋人になれないだろう。
嗅覚というのは脳の低次レベルに関連するから、そこで拒絶反応が出ると「生理的にダメ」な感じになるのだ。そんな人とは抱き合ったりできないでしょう。
嗅覚と愛情との研究は、生理心理学や脳科学でやってるはずだ。細かい出典まではフォローできてないけど。

妻の臭いは、基本的に好きだ。
子どもの臭いもいい臭いだ。
不思議に思うのだが、今まで他人の子どもが近くに来ると、俗に言う「乳臭い」臭いがする。乳臭さは、許容範囲内だが、好きな臭いではない。子どもとはそういうものだと思っていた。

でも、違うのである。
自分の子どもの乳臭さは、いい臭いなのだ。妻も少し乳の臭いがするようになったが、いい臭いだ。違和感が全くない。
子どものウンコでもそうだ。違和感のないウンコの臭いだ。だから、おむつを交換するときでも、臭くて嫌だという感じはなくて、「ちゃんとウンコしてくれたかどうか」が気になるだけで、排泄物そのものに対する違和感なぞ生じないのである。

まったくもって不思議なものだ。
これが家族になるということの証か。この子が自分の子だ、と実感できるひとつの根拠である。

俺自身はどんな臭いがしているのだろうか。
これから、我が家はどんな臭いになっていくのだろうか。

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