血液型番組

すき焼きの時に何となくつけていたテレビで、血液型番組をやっていた。

見ていた我々は、一応心理学を学んでいるので、いかにこれが科学的根拠のないものか、はしっかりわかっている。また、最近はこの手の番組では差別や偏見を助長するのでよろしくない、といろいろクレームをもらいがち。さて、どうでるかな・・・?と思ったら。

爆笑の連続である。
今までは、いかにもこれが科学的真実です!といわんばかりに、幼稚園児などを使って実験していたわけだが。今回も、園児を血液型別に分けて、色んな課題をさせていたのだが、それぞれの結果が出た後で、

なお、この結果に科学的根拠はありません

というコメントがはいる(笑)それで許されるのか?

タレントも、ご丁寧に血液型別に座らせて意見を述べさせるのだが、常に

個人差があります

とか

これは(このタレントの)勝手なイメージです

というテロップが入るのである(笑)

まぁ企画会議が通って、番組を録る段になって、クレームが増えてきたからなんとか対処しようってなもんなのでしょう。

しかも、いつもの番組では、二重人格者だとか、気むずかしい、変態の代表のような形でやり玉に挙げられるAB型が、この番組ではやたらと「天才的!」という言葉で誉めまくる。ほとんど何の効果もなさそうなところで「まぁ、なんて天才的なんでしょう!」というアナウンスが入るのだ。

それを見ていると、ついつい「これ、血液型関係ないんちゃうん?」とツッコんでしまう。
そうすると、一緒に見ている友人全員に、「いや、ないんですよ?」とツッコみ返される。
なんだかなぁ。

最後に、いよいよ真打ち登場?!心理学者で日本大学の名誉教授という人が本格的な心理テストを持ってきて、700人近い学生をサンプルにして、血液型との関連のなさを実証しようというシーンがきた。

すると今度は、真面目にサンプルを取りすぎたせいか、有意差が出てしまったのである(笑)
その先生のコメントが面白い。

「驚くべき結果です。今回は(血液型と性格の)関連があるという結果が出てしまいました。しかし、個人差というものがありますから。それに、現代心理学では関連がないというのが定説ですからね」

スイマセン、先生。個人差<血液型の効果だったんでしょ。個人差を理由にしちゃあイケマセンな。

番組の最後は「血液型と性格は関連しているかもしれないけど、個人差があるんだよ。みんなで力を合わせて幸せになろうね」と締めくくっていた。

もう笑うしかないね。血液型番組も、これで当分なくなるでしょう。
次のブームは10年後です。お楽しみに。

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