払い戻しの妙

 明日から旅行です。

 新大阪から博多へ。チケットはすでに取ってある。6人分、全部ね。

 しかし昨日、一人キャンセルするという旨、連絡が入った。さぁそこから大変だ。なぜなら、金券ショップで買ったチケットだからである。

 新大阪−博多間は、正規ルートで行くと\14,590かかる。乗車券\9,350+特急券\5,240だ。払い戻しの条件を見たら、前日払い戻しは、特急券で30%とある。乗車券は210円。
 金券ショップで買ったチケットは、\11,000だ。何でこんな安いの?って、何のことはない。カルテット切符と言って、四枚綴りで特別に安くなるチケットがある。普通に買うと\44,000で4枚なんだが、金券ショップは四枚セットでなくバラで売ってくれるのだ。
 ただし、払い戻しの時は、四枚全部が未使用の時に限る、という条件が付いている。四枚全部をキャンセルする扱いになるのだ。
 さぁそれでこまった。カルテット切符×6のうち、4枚分をキャンセルせねばならぬ。

 で、払戻金額について、色んな仮説が成り立つ。
  1.\44,000の30%で、\13,700の手数料
  2.\11,000の30%で、\3,300の手数料
  3.普通乗車券の手数料\210×4=\840、特急券の手数料\5240×0.3×4=\6,288、合計7,328の手数料

 1、のパターンだと、手数料が一枚のチケット分を越えてしまうので、払い戻す方が損なのだ。2.や3.だと払い戻した方が得。
 どういう計算になるんだろう、と妻とケンケンガクガク、最悪のパターンを考えて1.だろうということに落ち着いたが、手数料だけで一万円以上取られるのも悔しいし、そんなことあるんだろうか?と思ったので、確認することに。

 今日、JRに電話して確認し、さらに窓口でも確認してから払い戻ししました。結果は、
  4.4枚まとめて\210の手数料
 という、想像だにしなかった大変お得な手数料!

 実は、JRの職員さんもよくわからなかったらしい。5人がかりで「どうやって払い戻すんだ」って調べまくってくれた。なかでも、窓口で対応してくれた人は、どこをどう計算したのか、「返却金額は・・・\47,300ですかね?」って。買った値段より高くなってるじゃないか(笑)

 ともかく、約款というのは非常にややこしくなっている。これもここ数日悩まされている、文書主義の弊害だね。

 さて。で、どうしたか。
 4枚払い戻して、金券ショップで、博多までのチケットを3枚買い直す。再びJRの駅で「2枚指定券もってるんだけど、この席の近くに3人分指定を取ってくれませんか」といったのである。
 結局、指定された座席が近くに用意されず。2×2×1という可哀想な別れ方になり、しかも最後の一人は喫煙席というパターンになった。もっとも、自由席で5人が近くに座れるようになればいいんだから、まだ望みはあるだろう。

 問題は、買い直した金券ショップのチケットが、\11,000で入手できなかったこと。今月分のカルテット切符はもう残ってないのだ。金券ショップにしたら、20日も越えているのに今月までしか使えないような危ないチケットは保持していたくないモンね。仕方がないので、京都−博多間の切符にした。\12,700と多少高いが、それでも正規の値段より安いので、これは許してもらおう。一人頭、約\2,500の得になっているし。
 ともかく、炎天下の中あちこちうろつき回って疲れた。
 昼寝をしたら、クリエイチブな仕事をする時間がなくなっていた(笑)

 旅行の準備などもあるのに、今夜できるだろうか。乞うご期待。