許し難い

 阪急は横暴が過ぎる。

 今週の頭ぐらいから、阪急電車におかしな事が起こっている。先頭車両と最後尾の車両では、携帯電話の電源をお切り下さいという「オフ電車両」の登場だ。何でこんな事になったんだ?
 ペースメーカーに悪影響があるから、という話はよく聞く。今日まで携帯電話でペースメーカーが乱され、困ったという事例は一件もない。それでも人命に関わることだから、起こってからでは遅いから、というロジックは、百歩譲って認めてやるとしよう。しかし先頭車両と最後尾の車両だけに限定するというのはどういう意味があるんだ?胸にペースメーカーを入れている人は、先頭車両と最後尾に居なさいよ、それ以外のところでなんかあっても阪急は面倒見無いですよ、という意味か。

 だいたい、一方的すぎるのだ。一番嫌いなのが「女性専用車両」。次いで「弱冷車」。そして今回の「オフ電車両」だ。これらを設けるのであれば、同様に反対の「男性専用車両」、「激冷車」、「携帯フリー車両」をなぜ作らないのか。
 われわれ利用者は、電車に乗せて頂いているのか?電鉄会社が決めたルールには、一方的に従うしかないのか?
 すでに私は、先頭車両、前から2両目(弱冷車)、前から5両目(女性専用)、後ろから2両目、最後尾の車両に乗れない。私は男性で、冷房が強烈に効いているのが好きで、携帯電話も使いたいからだ。なにより、勝手にルールを設定され、それに従わされる屈辱を好まない。

 何でこんな事を言うのか。別にひねくれているわけではないのである(もっともこのセリフは非常にひねくれた人間のセリフである。酔っぱらいの「酔ってないよ」と同義)。
 問題点がはっきりと定義されていて、熟考の上で判断が成されているのであれば、いちいち文句を言おうとは思わない。怖いのは、「何となく」「雰囲気的に」、「そうしたほうが良さそうだから」という頭を使ってなさそうな発想が社会に広がることである。すでに広がって、実現されているんだけど。

 ちょっと考えたら、女性専用車両がおかしいことぐらいわかるでしょう。俺は普通の車両でも、化粧をする女や頭を振り回して眠る女と一緒にいたくないぞ。男性専用車両がないから我慢してやっているのだ。「男性専用車両なんて、誰が使うねん」という話は別で、理論上男性専用車両もないとオカシイのである。
 携帯電話だって、着信音は確かにうるさいから、マナーモードか何かにするべきだと思うが、会話している音量はそこら辺の女子高生の方がやかましいぞ。昔と違って、携帯電話のマイク性能は格段に向上しているのだ。ペースメーカーへの影響も、まだ確認されたものではないのだ。
 弱冷車は・・・これは議論が怪しくなりそうなので、やめておこう(笑)

 ともかく、しっかりルールを定めていないと、そのうち「目の悪い人は細かい広告が読めないでしょうから、メガネ専用車両に行って下さい」とか、「サンダル履きの人は汚い足の臭いにおいが周囲のお客様のご迷惑になりますので、サンダル専用車両にうつってください」とか言われても言い返せないぞ!

 ちなみに、私はこれらのルールに基本的に従わない。「携帯の電源を切れ」と言われたら、「これはウォークマンですが、何か?」と言うつもりだ。

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