反戦について

 今朝はこっそり家を出た。

 昨日泊まっていった友人夫婦が寝ていたので、こっそり起きて朝食の準備をし、こっそり自分だけ食べてこっそり出ていったのだ。というのも、私だけ朝から用事があったからである。

 後輩君が引っ越しをすることになり、今日はその現場に出向いたのである。お手伝いが主たる目的であったが、私の兄貴がこの後輩君のために本棚を作っていたので、それを手渡す(納品する)のを仲介するという目的もあった(余談だが、兄貴は木箱梱包屋さん。サイドビジネスで本棚や小物入れなどをオーダーメイドで作ってくれるのである)。
 さて、本棚を持っていったはいいが、新しくはいる部屋の、前の住人がまだ引っ越しを終えていないという事態に直面した。ちょっと状況を説明しよう。後輩君が部屋を変えたいと思っていた。また、我々もよく知っている大学の先生が、この春から海外研修にいくので、部屋を引き払おうと思っていた。そこで後輩君は、この先生の部屋にはいることにしたのである。不動産屋さんには「間を開けずにはいる(契約者が変わるだけ)」といって、「その代わりに家賃を勉強してくれ」といったように交渉したのだ。交渉がうまく行ったおかげで、後輩君は格安でその部屋にはいることになったのである。
 ところが、この先生というのがくせ者で、明日か明後日には海外に立つ、また今日は引っ越しをする、というのに全然準備をしていなかったのだ。どうするつもりだったのだろう。我々が本棚を持って新居に行ったら、まだ先生の服や荷物がゴロゴロしていて、とても今から新しく荷物を運び込める状態じゃなかったのだ。掃除もできていなかったしね。
 後輩君や運送業者もあきれ果てたが、どうしようもない。後輩君は納品に来てもらっただけだし、お手伝いをお願いしようにもやることがないので・・・というから、悪いけどさっさと退散させてもらうことにした。その後ちゃんと引っ越しできたのかな?彼。

 私はその後、昨日に引き続いてミッチーのコンサートにいった。ツアーで大阪に二日滞在するミッチーにあうために、妻が二日ともチケットを用意したのである。我々夫婦以外の参加者は昨日とは違ったけどね。今日も今日とて楽しいコンサートであった。ミッチーのエンターテイナーっぷりはなかなか秀逸ですよ。男でも楽しめます。

 それよりも、今日は別のことを考えているのである。
 音楽のコンサートなんかに行くと、MCがあるけれども、このような時勢の時には必ずそのことに触れるのが規範になっているのだろうか?そう、二日とも及川氏は「戦争ってヤだね」というコメントをしているのである。このような光景は、例えば阪神大震災の時には「復興のために歌でなんとか」という感じで、必ず触れる。まぁタイムリーな話題だから、というのが理由のひとつだろうけど。この時期コンサートをやっているミュージシャンのほとんど全てが、「歌で戦争をやめさせよう」とか「ラブ&ピース」みたいなメッセージをステージから投げかけているんじゃないだろうか。
 政治や国際交流、外交に対して音楽が何か言う、なんてことは何ら必然性がないはずである。「国勢のために歌います」なんて話は聞いたことないでしょう。やっぱり「戦争」だからコメントを寄せる必要があるんだろうな。そしてステージに立って、他者に影響を与えることができる立場にある人は、なにかそういうときにメッセージを寄せるべし、みたいな規範があるのだろう。しかし例えば、楽屋裏でミッチーが音楽会社の人に「ライブのコメント中に、戦争反対のメッセージを入れておいて下さい」ってな感じで、イメージ戦略の一環として、”やるべきこと”になってたらすごく嫌だなぁ、という想像をしてしまった。

 もちろん及川氏が本心から、戦争反対を唱えるのはかまわないのである。私が気になっているのは、ステージに立って、他者に影響を与えることができる立場にある人が、無差別に戦争反対を唱えるのは問題ではないかということなのである。とりあえず「戦争反対」というのは、すごく怖いことだと思うのだ。熟慮したが戦争という外交手段を認めざるを得ない、という意見の人と、どんなものでもとにかく戦争は反対、という意見の人がいたら、私は圧倒的に前者の人を支持する。後者の人の方が、確実に何かあったときにコロリと意見を変えてしまい、「なにがなんでも」「理由なんか無く」意見を主張するに違いないのだ。

 もし私がステージ上の人なら、「戦争について考えよう」とは言うかもしれないが、「とにかく戦争反対」とは言わないだろう。まして、自分のことを熱狂的に愛してくれている聴衆の前でなら、なおさらである。

 追伸 読み通り、阪神は二勝一敗で最初の三連戦を終えた。今年はどれほどやるかな?

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