統計センス

今日の会議で、「かくかくしかじかの調査を、去年に引き続いてやりますか」という話が出て。

やるまえに、何のためにやるかをはっきりさせませんか、という話をして。
このままだったら、当たり前のことがやっぱり当たり前やなあ、ということがわかるだけなので、やる意味あるんですか、という話をしたら。

ちょっとは意味のあるような調査に変更しようということになりました。
聞き取り調査になったんだけど、意味のない質問紙調査を全体にかけるより、少数の聞き取りのほうが絶対必要な情報は手にはいる。
そんな当たり前のことに気づくのに、三年かかったのか。

で、そのあとに出てきた会議資料がまたすごい。
個人情報に紐づいているんだけど、学生が四年かけてどのように希望の進路が変わって行ったかということが示されている。ただその資料、エクセルの表を名寄せして列方向に伸ばしたやつで、A4の紙を糊付けして合わせて「これを眺めているとやっぱりいろいろわかりますよ」という話。

いやいや、統計屋としてはそのエクセルシートをデータでもらった方が、下手な調査をさせられるよりよっぽど得るものがありまっせ、という感じ。ただ、手をあげてしまうと「お前がやれや」と言われそうなので黙っていたけど、最後にとうとう我慢できなくなって「俺もこのデータもらえますか?」と言ってしまいました。
もらえることにはなったけど、最初からそのつもりで出したんじゃないだろうかと・・・。

ていうか、それを分析したら、と言った時の周囲の反応から考えるに、まだまだ統計リテラシーというのは特殊技能というか、ない人には不思議な力に見えるのかな、という感じ。どう考えても行・列が関係しているデータが一番大事なんですよ。

変に編集したり、ただ集めただけのデータより、さ。

まだまだやるべきことはたくさんありそうです。

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