科研費に落ち続けること早幾年

イヤー,今年もだめでした,科研(若手B)。
赴任してから自分の名前ではひとっつも通らない。やっぱり業績が薄っぺらいんですかねぇ。
研究計画書ももう少し書き直しましょうかねぇ。

今年は制度が変わったと言うことで,発表が一ヶ月遅れになった。なんだかんだで,若手Bの予算が増えたということもあって,ひょっとしたら・・・と一ヶ月ドキ☆ドキしておりましたが。
宝くじと一緒で,もう途中で「お金に振り回されている自分って,研究者として駄目だな」と思ったり。真実は一つでもとらえ方はいくつかあって,確かに外的資金獲得の有無みたいなもので研究者を評価するのも駄目だし,それに全く無頓着なのも駄目だと思うので,出来れば獲得してから「けっ,あんなもん関係ねぇ」と言いたいわけです。獲得してからでないと,ただの負け惜しみになっちゃう。
あと,自分のことを「研究者としてはたいしたことをしてませんので」と自己紹介するようにはなりたくないんだ。そうなったら,自分も自分が大人になったことを認めますけど,今の年齢でそういうこといってちゃぁ駄目だと思うので。

論文,書こう。研究にもっと精を出そう。反省するべきポイントは多すぎて困るほどだ。それもすべて,自己責任だ。この苦しみに耐えねばならぬ。

うーん,それにしても,研究・教育のやり方について,毎年徐々に自分が変化しているように思えるんだなぁ・・・。これを成長と言うかどうかは別にして。あと,この感覚って,なんか不思議なんだよな。どうやって言葉にすればいいのだろう。

俺が駄目になっていなければ良いんだけど。

「堕落はいかん。まぬけは仕方ないが堕落だけはいかん。」by鳥坂先輩