学生の素養としての宗教学:『世界がわかる宗教社会学入門』を読んで

世界がわかる宗教社会学入門 (ちくま文庫)

世界がわかる宗教社会学入門 (ちくま文庫)は宗教学の入門としていい本です。
本書の問題意識でもあるけど,日本人は宗教に関する意識が弱い。おそらく普段意識せずに生活しているし,諸外国の宗教に対する見積もりも低すぎる。低い,というか,もっと普遍的な感じなのだ,宗教って。
でも「さて宗教ってどんなのがあるのかね」と思ったら,意外と日本語の入門書が少ない。教養として知っておきたいんだけど,知るチャンスが少ない。知っている知識をどう使うか,といわれて使うシーンも思いつかないけど,無いとわからない世界ってのがあるわけで。

そんななか,この本は一冊でほぼあらゆる宗教を網羅しているから,入門書として最適なのです。
ポイントは,三大宗教に加えて儒教もテーマにいれているところ。中華思想ってわかりにくいというか,体系だって学ぶチャンスが少ないのだけど,これはちゃんと書いてあります。
勉強になったなあ。

残念ながら,最後に書いてあるリンクには飛べなかったのだけど・・・学生に勧めてみようと思う一冊でした。

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