性格は変化するのか

「性格は変化するのか」という意味ありげなタイトルに対するこの本*1の答えは、辛辣である。「ほとんど、無理」。冒頭から性格を変えることがいかに無理かが、グラフまで使って説明されているのである。自分の性格を変えたいと願うあなたにはこの本は少々つらいだろう。だがあなたが勇気を出してこの本を投げ出したりしなければ、「ほとんど、無理」という言葉に再び引きつけられるはずだ。「ほとんど、無理」。「ほとんど、無理」。「ほとんど、無理」・・・。!!!!「ほとんど」! そう、この「ほとんど、無理」の「ほとんど」が少なからずあなたに希望を与えるかもしれない。いちるの可能性が光をまとってあなたの目の前に降りてきただろうか。そんなあなたに私は心よりお悔やみ申し上げる。「何故?」あなたがこの問いを発したとき、そしてわずかな可能性を頼り、このほんのページを繰るとき・・・あなたは現実の厳しさに直面させられるであろう。(続く)

鈴木のレジメ「臨床・性格心理学」より

*1:『性格心理学への招待』

コメントは受け付けていません。