時事放談

 郵政民営化法案が衆院通過。造反者が出て五票差という「薄氷を踏む思い」で何とか可決。参議院で否決されたら、もう一回衆議院だ。どうなるんだろう。

 それにしても、反対者の「国民の六割が反対」とか「国民の八割が反対」というデータはどこから出ているんだ?おそらく正しい数字は、「郵政民営化法案に関心がある人の/郵政民営化法案で不利益を被る人の、六から八割が反対」というところで、そもそもコレに関心があるのひとが国民の三割もいるだろうか?
 国民の思いと政治的駆け引き、この温度差を感じてよ〜。>政治屋さん

 そもそも、郵政民営化ってのは、郵便貯金など郵政にかんするお金がしっかり管理されていなくて、道路公団なんかに不当に流れていったりするもんだから、民営化してお金の管理をしっかりやりましょう、というところがスタートだったはずだ(大竹まこともテレビタックルでいつしか言ってました)。そこをほったらかして、反対派の主たる論拠は「過疎地域の郵便局がつぶれちゃうのが問題です」、なんて言ってる。論点がずれていくんだよな。で、国民もそんなにしっかりテレビを見ているわけじゃないから、話が変わったことに気づかないで、「あー、そんなに反対するひとがいたら、なんかまずいな」とか、「過疎地域の郵便局がつぶれたら可哀想ね」ぐらいに思ってしまうのでは。

 悪いのは国民を白痴にしているマスコミ(特に調子に乗ってるキャスター)だとおもうが、何とか民意がうまく政治レベルに乗っかるような、いいシステムはないものかな。
 小泉さんは、強引かもしれないけど、今のご時世・あの状況なら仕方ないか、という意味で及第点ぐらいの仕事はしていると思います。

 ところで、アメリカでまた狂牛病の牛が出てきた。アメリカの検査はとてもいい加減なので、そりゃ出てくるだろうよ。全頭検査が嫌だから、サンプリングして、適当な基準でいいだろうっていう発想が気に入らん。今回は、一番出てきて欲しくないやり方をやって、それでも出てきたのだから、アメリカ中の牛が狂っていると思った方がいいですよ。政治家は、票の母体が酪農業界にあるから、とにかく早く日本向けの輸出を再開したいらしい。といっても、安全ってのは資本と取引できるものじゃないでしょう・・・。
 まぁ、この意見の大半はアメリカの新聞記者のもの。いい意見だと思うから、同調する。それより何より、アメリカ人は単純だけど、単純なだけに正しいことにスッとたどり着くこともある。今回の件でも、おそらく観念して、調査法をやり直そうということになるんじゃないかな。他にも、日本では未だに談合問題があるけど、向こうにないのは、罰則規定がハッキリしているから。日本の場合、自分の身が痛いとなったら、手加減しちゃうんだよな。正しい、間違えている、という判断ぬきでさ。そこは、必要悪というか、成長痛というか、必要な痛みだと思って絶えないとなあ。全体の福利のために。

 理想主義だと言われるかもしれない。
 でも、理想を持たない男は生きている価値がないっしょ。

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