睡魔は食欲に勝る

 昨日寝たのが2時頃。今朝起きたのが6時半。これはつらい。

 今日は授業中に、携帯が鳴った。学生のではなく、教壇にいる私の、がである。
 全く持って示しがつかぬ。
 申し訳ございません。

 製本用に博士論文を印刷。これでおそらく最後のプリントアウトだろう。こういう形では、ね。
 審査中は「学位申請論文」と表題に載せてあったが、今回はこれを省きました。ただ申請している、というだけではなくなったから。えへ。

 眠くて仕方がないが、仕事が山のようにある。
 逆効果かとも思ったが、お昼ご飯をたっぷり&力のつくものを、と思ってトンカツ弁当DXにした。そのせいか、午後からもパワー満点で集中して仕事ができたように思う。

 学術振興会の特別研究員に応募するための書類を書いている。
 今日は最低限、表紙の二枚を完成させねばならなかったのだが、オブジェクトのミリ単位の移動から、フォントの選択にいたるまで、まめな作業に没頭した。
 こういうことが、元来、嫌いではないのかもしれぬ。PCの再インストールや、プログラムファイルの整理などは喜々としてやるが、これらに雰囲気が似ているといえば、似ている。TeXを使うのも、アウトプットの美しさにこだわるからこそ、であるわけだし。
 ただ、いかんせん私にはセンスがない。センスが無くても努力で到達できるレベル、には達しつつあると思う。しかし、他人を感心させるほどのものを、無から作り出すことができないのだ。しかし、私の周りには指導教授を始め、これらのセンスのある方々が多い。今日もほとんど後輩O君にご指導願った次第。ありがとうございました。

 さすがにコンコンとこういう作業をすると疲れる。

 夜の統計の授業は、軽く話をするつもりが、いろいろはなす事になってしまったけど、それでも内容的には軽かったはずだ。元気がなかったのである。

 帰途は疲れていた。ただただ疲れていた。
 時間的にいえば、お腹が減るはずである。しかし、空腹を感じるよりも椅子に座りたい、という欲求の方が高いほどであった。
 さらに気づかなかったことに、椅子に座ると、すぐに意識が薄れる−寝てしまうのである。あぁ、俺は眠たいのだ、とその段になってやっと気づいたような感じ。
 帰り着くまでに二回ほど乗り換えるのだが、眠れば眠るほど体力の回復を感じる。最寄り駅に着く頃に、空腹を感じるに至った。
 睡眠欲は、食欲に勝るのですね。

 夜ご飯は妻がお祝いのメニューを作ってくれた。私は果報者である。