友達のしるし

 今日脳BGM:終わらない歌 ザ・ブルーハーツ

 今週は各大学で履修確認をするようお達しが来ている。

 履修届が事務レベルで完了していないと、いくら授業に出席していても、最終的に成績をつけることができない。ので、出席を取って、ちゃんと履修ができているかどうか確認してやってくれというものだ。
 そこで、各授業で出席を取る。ただ、出席しているかどうかを調査するものではないので、いつも一言付け加える。「この授業を履修しているんだけれども、今日たまたま出席していないご学友がいたら、その子の分まで名前と学籍番号を書いて上げてください」というのだ。
 今日の大学では、例えば118名履修している授業でも、出席者数はその半数ほど。60人近くがいっぺんに風邪をひいたとは思えないので、なんらかの理由で来られないのでしょう(苦笑)その子たちの分も、できれば確認しておいてあげたいのだ。一事が万事ということもあるので。

 ところがなかなか、これだけの話でも面白い回答が得られるものである。

 例1)「あすかちゃん」とだけ書いてある。苗字も番号もわかっていないのだ!さすがに、こっちに名簿があっても、これだけでは検索できません。

 例2)授業終わりに私のところに来て曰く、「先生、名前とか番号とかわからない友達がいてるんですけど」。番号はともかく、名前がわからないのに友達か?!

 私も人の名前を覚えるのは苦手なので、あまり強くは言えないけれども。

 人間のネットワークとは、頑丈なようでもろいのかもしれない。