魔の月9

 月曜の夜九時になると、眠くなる。

 月曜日は、明日が(小杉家の)休日ということもあって、お酒を飲む。大講義の授業も終わった後だから、気分も開放的だ。帰ってきて、パタパタと夕食の支度をして(半時間で四品からの夕食が作れることは自慢して良いと思う)、妻とともに週末の開放感を味わう。
 しかし、この開放感も9時まで。寝てしまうのだ。
 原因はテレビプログラムにある。7時は「怪傑えみチャンネル」を見ている。8時は「Hey!Hey!Hey!」だ。10時から「伝説のマダム」で、11時50分ぐらいから?「明石家電視台」、その後「内P」へと流れるのが常である。この、9時台に見るべき番組がない、というのがネックだ。7時ぐらいからハイピッチで飲み始めるのに相まって、眠気が襲ってくる。「マダム」まで一眠り・・・と思って、この数週間、マダムを見逃している。一度眠り始めると、テレビ番組なぞどうでもよくなるのだ。それほど睡眠に重きを置いているのです。

 今日は明石家電視台の前に起きた。アイロンをかけなければならない、という夢を見ていて、アイロンの蒸気で暑い・・・暑い・・・と思って目が覚めた。起きてからすぐ風呂を入れ、風呂上がりにチューハイを飲みながらテレビを見ていた。

 ぬか漬けがいい具合に漬かっているので、それをアテにして、借りてきたビデオを見る。
 「シュリ」は感動の大作、というように聞いていたが、あんまり面白く感じなかった。どうも私は韓国のお国事情に対して、冷ややかな目で見てしまうようだ。なんでかはわからないが、正直に言って、韓国よりも日本国の方が好きだ、ということなんだろうな。

 見終わったら三時過ぎ、今や四時前であるが、昼寝をした強みと、日記を付けねばならぬという義務感が残っていたようだ。