数理社会学会初参加

長野県は松本,信州大学松本キャンパスで行われる数理社会学会に参加。「ネットワークが創発する知能研究会」という学会と共同開催。略してJAMS&JWINと略すようです。
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シンポジウムで登壇しろ,というT先輩(敬愛の情を込めて,あえて先輩と呼ばせていただく)からのお誘いで参加。学会そのものには昔からはいっていたのだが,大会に出るのは今回が初めてです。
話のお題は,シミュレーション,モデリングをどうするべきかみたいなことについて,社会心理学の立場から話をしろということで,当然のようにソシオンモデルの話をしてきた。話の最中と,質疑応答の中で何回か笑いをとったので合格であるとしよう。話し終わった後,T先輩が「kosugitti氏はあんなパーソナリティだったか・・・?」とつぶやいた真意は謎のままだが。

学会には,大学院生時代の先輩や先生が多くいるので,久し振りに会えたのも大変嬉しかった。最近は心理系の学会がメインで,社会学系の人に合うことも少なければ,社会学系の話をすることも少なくなってしまった。昔は同じ院生室に社会学系の人がいたのだが,今から思うとあれは大変恵まれた環境だったのだ。その人達と7年ぶりぐらいに話ができて,懐かしいやら嬉しいやら。

話の内容は,「ソシオンまだやっとったのか」「あれは昔っから合わん。気に入らん!」というようなもの。ありがたかったなぁ。批判ないところに進歩はないからね。もちろん言われっぱなしにならないように,言い返すわけです。その知的格闘が楽しい。

最近は自分の中でもソシオンの位置づけるべきところがわかりつつある。
あれは要するに,説明用のプラットフォームなのだ。プラットフォームのこちらを制限してこういう説明モデルにしたよ。こちらを簡略化してこういうモデルにしたよ,という説明モデルの母体なのだな。だからこそ,母体そのものを売り込もうとうしても売れないのである。OS単体で売ろうとしてもダメだってことだね。売れるためには,その上で便利なものを見つけないといけない。
昔からわかっていたことでもあるし,改めて何度も気づかされるところなのだ。

先輩は昔から指摘してくれるんだけど,「ソシオンモデルを本気で売りたいのなら,適切な問題設定をしろ」という。正論過ぎて耳が痛いです。もちろん数理社会学もおなじ悩みを持つもので,逆に問題設定が適切に出来るかどうか,ひとことで言うと「適切に問えるか」がポイントなんだなぁ。森博嗣もそう言ってたしねぇ。

さて登壇までしたので,懇親会にも参加した。JAMSは初めて会員になったor異動があった,あるいは初めて大会に参加した人は,懇親会会場で一言挨拶をするしきたりがあるらしい。「楽しかったので,今度から真面目に大会に出ます」と言ってしまった。まぁ先輩も,こっちで発表したほうがためになるよと言ってくれるし,何より議論が活発(非常に情熱的)なので,刺激をうけるためだけでも参加してみるのもいいかなと思いました。

ちなみに,懇親会会場でお名前を見かけるひとと話をすると,75〜76年生まれの同い年の人が結構いた。心理系でもそうなんだよなぁ。なんかあったのかな,あの年にw

あと,twitter上でしか知らなかった人をオフラインで知りあうことができて,大変面白かったです。アイコンと人物像を合わせるのがむずかしかったけど。学会は壮大なオフ会でもあるのだな。

さて,一旦帰ります。また明後日信州にくるけどね!

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