就労すると健康診断を毎年受けなければならないのだな。これが一番いやな義務だ。
身長175.8cm,体重77.1kg,脂肪率25.7%,BMI24.9だった。適切な数値を知らなくても,太ってるなぁというのはわかる。
ちなみにこちらに来てから身長が伸びた。関西にいたときは173だったのに,こちらではたいてい176ぐらいで計算される。少し盛ってるのかなぁ。
血圧は140/84,視力は右1.5左0.9。視力も良くなったなw なんでかは不明。
血圧は年々高くなって行ってるようだが,機械のメーターでは正常値の範囲内(ギリギリ)だった。140/90になると問題有りらしい。
さて,これらの検査(+聴力,レントゲン,検尿)をすませれば,問診である。
毎年,民主党の岡田克也似の先生がみてくれるのだが,ここでいつも嫌味を言われる。
上記全ての数値がまぁ正常の範囲内なので,よしよし,と思っているのに,最後で気分を凹まされるのだ。まるでそれが仕事だといわんばかりに。
今回は,「血圧が高い,普段から測って気をつけろ。両親も高いのか?アァン?」と「太りすぎだ,その年で。食事がおかしいんじゃねぇかおめぇ」と言われた(表現は俺の装飾が多分に入っている)。で,よく眠れる方法とかいうパンフレットを俺に渡して,「眠れる方法って書いてあるけど,太らない方法だから」だと。見れば,決まった時間に起きましょうとか,適度な運動をしましょうとか書いてある。なるほど,何にでも効く文言なのだな。
それにしても,いつも健康診断を終えて思うのは,「そんなに健康にならなアカンか」ということなのだ。
酒も飲まずにたばこも飲まず,100まで生きた馬鹿がいる,という都々逸があるそうだが,まさにそういうことで。なにより,学者の端くれとしていくつまで生きたかより,何をして死んだかのほうが大事だと思うので,自分で自分が納得できる業績も残さないまま死ぬ気はないし,逆にそれが残せたら,あとは子供が成人したら俺の人生は満点なんだけどなぁ。
欺瞞を感じるのは,職場での健康診断の狙いが「ここで働いている間は問題を起こすな」ということなんだろ,と思うからだ。専属医とか,かかりつけの先生がそういうのならまだしも,職場でやるのって非常にうさんくさいんだよねぇ。健康でなければならない,というのは誰のためかってことで,それを思うと「健康のためなら死ねる!」と意気込んで体調管理をする気も起きない。
もっとも,この年になってくるとぼちぼち身体が「おもてたんとちがう」ということはある。
例えば腰が慢性的にいたくなったりする。これは子供をだっこしているからかなぁ,と理由をつけたりするけど(あるいは「もしかして恋」),なくなるんであればなくなって欲しい。そしてその原因はおそらく体重にあるんだろうから,そういう意味ではもう少し軽くなった方が良いのかなぁ,とは思う。
だから,言い方の問題ってことです。
とりあえず今は体重のことを気にするより,来週からの出張シーズンを無事に過ごすこと,の方が大事なので,それを目標にする。
後期が始まって,腰の痛みが残っていて,恋が始まっていなかったら,体重の管理を考えるかな。