【読了】最新マーケティング・サイエンスの基礎

これいいわぁ。

心理学者はどうしても,古典的・伝統的な統計技法にとらわれがちだけども,マーケティング業界はその辺,自由に取り込んでいくわけで,そういう姿勢は是非見習わんとイカン。

本書で紹介されているモデルは選好空間,知覚空間,セグメンテーション,質的選択,ベイズ推定といずれも最新の統計モデルである。しかも,それぞれに心理学的なエッセンスが含まれている。

特に,ベイズ推定の話は,ベイズの定理からMCMCの説明に突然飛ぶのではなくて,丁寧に話のステップを一つ一つ追っていってくれる(本書では5ステップの思考のジャンプが必要,とある)。ここを丁寧に解説してくれている本は,初めて見た。おそらく理系のあたまをもった著者では創造しにくい,文系ならではの悩み(すぐに実態をイメージしてしまうので,数式の展開だけで納得しない)をよくわかっている書き方だなぁ,と感心した。

心理学者もデータを取るだけでなく,取り方や分析の仕方からもっと夢を見るべきだ。

ちなみにこの本は自分で見つけたのではない。師匠が「これを読め」と教えてくれたのだ。さすがお師匠,お目が高いっ!

さて,もう一度自分の博論を考え直すかねぇ・・・(うしし)

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