今風

私は外見にほとんど全く重み付けをしないので、やっすーい床屋に行く(経済原理)。

今日も駅前の安い床屋に行った。

それにしても、床屋の「どうしましょ」にはどう答えたらいいのだろう。いつも困る。
本心を言えば、「毛が残っていればいいので、好きにしてくれ」なのだが、それを言われると店員さんも困るだろうな、と思うから、今日も「スソを短く、上はボリュームを減らして」などといったのだが。本心は、何も言わずに始めてくれるのがベストなのだ。俺の顔と頭の形で、最適化しろと言いたい。

ところで、私が座ってまもなく、隣に別の客が座った。で、そいつが言うには、
「今風にしてよ」
である。

店員(以下店)>今風と言いますと・・・
来た客(以下客)>二週間前にも切ったんだけど、いまいち気に入らなくて。今風にしてよ。
俺の内心(以下俺)>今風て、何を持って今風というのだ。抽象的な注文だな。
店>はぁ、そうですか。じゃあここを切って・・・
客>モヒカンみたいになったら困るから、もうちょっとサクサクして、今風に。
俺>抽象的な注文やなー。んで結局「今風」かい。平均髪型か。
・・・しばらく一悶着があって
店>じゃあ、刈り上げましょうかね。
客>うん、それでえーわ
俺>(爆)?!

思わず吹き出しそうになった。巧妙に仕組まれたネタだと思って唇をかみしめた。

その客は、絶対にこだわりのある人間ではない。こだわりがあるのであれば、
1.目標を平均値(今風)にしない
2.的確にイメージを伝えられるはずだ
3.この店には来ない
はずである。この店は、出来て刈り上げなのだから(笑)

何かしたいのだけど、具体的にそれを伝えることが出来ない、というのは結局教養がないからだろう。近頃の学生に通じるものがあるな。

ということで、教養をつけるために、今日以下の本を読みました。
バキ―NEW GRAPPLER BAKI (No.26) (少年チャンピオン・コミックス)
バキ―NEW GRAPPLER BAKI (No.27) (少年チャンピオン・コミックス)
バキ―NEW GRAPPLER BAKI (No.28) (少年チャンピオン・コミックス)
さよなら絶望先生(1) (少年マガジンコミックス)
ドラゴン桜(9) (モーニングKC (1450))
ドラゴン桜(10) (モーニングKC (1466))
はじめの一歩(74) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (3606巻))
結界師 (10) (少年サンデーコミックス)
特に結界師 (10) (少年サンデーコミックス)さよなら絶望先生(1) (少年マガジンコミックス)はオススメ。