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- JRの事故。大惨事です。原因については諸説紛々。でも(事故に遭われた方には申し訳ないが)、乗客のコメント「スピードがいつもよりもずっと出ていて」というのは信用できないな、というのが正直な感想。それ、後付けの理由でしょう。
- 被害者を責めるつもりはないんだけど。時速70kmで走るところ、133km/h出ていたら脱線する、運転手は遅れを取り戻そうとしていた、といっても「電車は120km/hまでしか出ない」らしいじゃない。表向きそういうことになってる、というだけであったとしても、いくら焦ったからといって制限速度の倍はださないだろう。
- 一方で、人間には帰属のエラーってのがあるわけでして。それと比べると、事故後の乗客のコメントの方が、信憑性が下がるといいたいわけです。
- ところで、誰かの所為にしたいのはわかるけど、運転手を責めるのは可哀想だと思う。原因は不明、とするか、「誰かの置き石」にすべきじゃないかな。運転手一人にこの責任を負わせるのは酷いだろう。そんな人情主義は認められないのかな。しかし、重要なのは二度とこのような事故を起こさないようにする、リスクマネージメント(orエラーハンドル)の方だろう。
- 遺族が「JRに殺された。もとあった姿で返せ」と怒り心頭の映像も見た。でも、それは、無茶というモノだ。現代社会に生きている限り、普通に生きているだけでも事故は覚悟せねば。
- 自分の身内に怒ったと想像してみる。例えば事件に巻き込まれたのであれば、報復を考えると思う。ただ、事故の場合は、自分が死にたくなることはあっても、誰かに仕返しを、とは思わないだろう。死に至るほどではない事故であったり、地下鉄サリンのような狂人の起こしたテロなら事情は少し変わるかもしれない。でも、国家的なテロであれば、これはもう諦めるほうだと思う。現代社会に生きていく上で、背負わねばならない業だと思うからだ。
- うそつけ、そんなもん、なってみなわかるかいな、という声が聞こえてきそうだ。そりゃそうでしょう。でも、場面想定法ってのはこういうモノです。
- ともかく、悲しい事故です。知り合いが巻き込まれたりしていないだろうか。心配である。まだ死傷者の数が増えるかもしれない。怪我をされた方の一日も早い回復を祈る。