朝ドアをノックする音で目が覚める。時間を見たら9:49である。あり?
10時にチェックアウトのはずなのだ。朝ご飯もなにもあったもんじゃない。目覚ましをかけなかった自分も悪いが、まさかこんなにぐっすり眠ってしまうとは。普通ホテルで寝ると、勝手に朝方目が覚めるんだけどなぁ。
ともかく、10分で部屋を空ける。やれば出来るもんですね。
学生が高速バス乗り場まで送迎されていくのを見送り、我々は車に乗り込む。
「せっかくなのでどこか寄っていこう。香川でうどんか、徳島でラーメンか?」という話になり、結局讃岐うどんの勝ち。
鳴門海峡を渡るとき、ちょうど渦潮が出来る時間だった。ラッキー。
讃岐について、先生のおぼろげな記憶にナビってもらいながら、三軒まわりました。
最初に行った「池上製麺所」が一番美味しかったな。テレビか何かで紹介されていたところらしい。そういえば、見たような気がする。看板娘のルミ子ばあちゃんはいなかったけど。
ところで、高知の庵治といえば、映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地になったところだそうですな。ドライバーの後輩Hが、最近この映画を見たところらしく、どうしても行きたい行きたいというので、男四人でその街に行ってきた。
庵治の町おこしネタになっているようで、「映画ロケ地の街へようこそ!」という看板がそこかしこにある。役所に行くと、ロケ地巡りのパンフレットまであった。
品川ナンバーの車も見かけた。遠くからわざわざ見に来たのねぇ。我々も奈良ナンバーでしたが。
映画に出てくる防波堤で写真を撮ってきた。映画に使われなくとも、綺麗な景色だったろうな。
帰り道、これまた上手い具合に、ちょうど渦潮が出来る時間に鳴門海峡を通過。朝の渦よりよく見えた。
最後は後輩に家まで送ってもらいました。
こういう、行き当たりばったりで小旅行というのは、メンバーやスケジュールなどに恵まれてないと出来ないことなのだ。幸福なひとときでした。
今度は妻(と子ども)と一緒に、うどん巡りをしよう。