今日は大学で統計を教えてました。院生に。
一日それでつぶれちまったな。
本当は、大学のサーバー管理者に会いに行って、相談を持ちかける予定だったのだが、担当者が部屋にいなかった。おや、と思って事務室に「あの人、どこにいます?」と聞いたら、「今日はレポート受付日だから、そっちを手伝いに行ってるんですよ。」と言われた。
「管理者」が聞いて呆れます。
で、帰り支度をしたころ。
大学は本日、16:50まで開いているそうな。この「開いている」は、事務室の受付時間でもある。
ということは当然、レポートの締め切り時間も16:50なのである。
校舎を出たのが16時半頃。そのとき、面白いシーンにでくわした。
学生がワラワラ走って来るのである。走って「来る」というのは、ほぼみんな、校舎の方をめがけてくるからである。ぐるりを見渡すと、色んなルートで、あちこちから学生が集まってくる。最初は「な、なんだ?」と思ったが、ハタと気づいた。みんな、図書館、コンピュータセンター等々、あちこちでプリントアウトしたレポートを、事務室に持ってきているのだ!時間がギリギリなので走っているのである。彼らにとって見れば、事務室の判子をついてもらうかもらえないかで、単位がとれるかどうかがかかっているわけだから、そりゃ走るわな。でもまぁ、情けない話だ。
ふと横を見ると、建物の中でも走り回っている学生がいる。普段、町中を歩いていて、走っている人間は0.1%もいないと思うが、今日のあの時間、大学は20%ぐらい走る学生で占められていた。滅多にない映像を見ている気分で、笑えました。
写真は高度情報化社会の生み出した、歪んだ高等教育の姿。すなわち、試験前だけ繁盛する「コピー・ノート屋」です。ここに群がっている学生は、みんな脳みその代わりにプリンが入っているのだろう。