昨夜気づいたのだが、WinXPにSP2をあててから、ローカルポート(LPT1)に接続してあるレーザープリンタから印刷できなくなっている。
昨年インクジェットプリンタを買ったので、使用頻度がグッと減ってはいたのだが、白黒の大量に出るような資料はレーザーで十分。で、久しぶりに電源を入れたのだ。
いろいろ調べてみると、LPTポートの存在がまず無くなっている。SP2を入れたとき、デバイスを片っ端から再インストールさせられたが、その時に漏れていたんだろう。
しかし、これを入れてみても、ドライバの再インストールをしても、うまく動かない。
1時間ちかく云々やっていたが、「こいつも時代遅れかな。寿命かな」と思うようになった。
もともとは、昔知り合いから中古で一万五千円で買った物。その頃からすでにやや時代遅れだった。レーザープリンタが今ほど安くない時期で、レジメなど、何かと大量印刷する院生にとってはありがたい「おさがり」だった。
うっすら埃がたまっているあたり、ピクサスに取って代わられたのねという感じが否めない。
長い間ありがとう。
さて今朝。
今日の研究会に、久しぶりにノートパソコンを持って行こうと思った。大学のPCが使える環境ではあるが、Cコンパイラが入ってないので、自分の環境を持ち歩きたかったのだ。
これも久しぶりの起動で、「あー、久しぶりにソフトのバージョンアップ、しておくか」と思って電源を入れた。
が、起動しない。システムディスクに異常があるという。
一度「Win2000を起動しています・・・」というところまで行ったが、カリッコリッと立ててはいけない音を立てている。
あー、逝ったなー・・・。
フロッピーブートにしてみる。HDDのパーティションが見つからないという。こりゃだめだ・・・。
修理しようとすると、以下のステップが必要である。1.HDDの換装、2.PCカードのCD-ROMドライブを大学でレンタル、3.それ専用の起動ディスクを作って起動、4.システムの再インストール、5.環境の再構築。
この忙しい最中、そこまでエネルギーをかけていられない。
これももともと、友人から一万円でもらった中古。テキストを書くだけのつもりだったから、Win2000が動く最小限のスペックでよかった。といいながら、授業ではスライドショーを映してくれたり、結構いい仕事をしてくれたのだが。
しかし、これも寿命かと思う。起動に五分ほどかかってたし、使用頻度が極端に減っていたし、もとが一万円なのでそれ以上の金銭コストをかけて修理する気も起きない。直そうと思うと、新しいノートパソコンが買えてしまうご時世だから。
秀吉*1が逝ったときも、淋しい思いがしたが、今回も友人を一人無くした気分だ。ありがとう。そして、さようなら。
機械に愛着を持つのは男の子の特徴かもしれないが、いい仕事するやつは有機物だろうと、無機物だろうとカワイイのだ。
愛車に乗りながら考えた。こいつともいずれ別れる日が来るのだろうか?
少しさみしくなった。
*1:筆者が最初に持っていたノートパソコン