11人いる!

友だちが2歳になる子を連れて、はるばる上洛。お母さんのお腹の中には二人目も。
これにあわせて、別の友だちも奈良から上洛。こちらはまだ6ヶ月目。

家でワイワイしているところに、地元の天然系友人Mが「今どの辺?」というわけの分からない一言メールをよこす。「家ですが?」と返したら「私も家です」と。なんなんだ?!(笑)
何度かやりとりして、最後にやっと「よせてください」と言ってきた。別に排斥する気は毛頭無かったのだが、アプローチの仕方がおかしすぎる。全員で大爆笑してました。

家の中には、大人が7人。子どもが二人。胎児が二人。いつの間にやら11人の大所帯。

6ヶ月目の子どもは、まだ人見知りしない。うーあー、といいながらじたばたじたばた、とても元気だ。
2歳の子どもは、ご両親が「家ではもっと喋ったりするんだけど」というぐらい、借りてきた猫状態。だっこしようと手を差し出すと、怖がって泣き出してしまう。

しかし、お別れの時間の頃に、感動的なシーンが。
2歳児も慣れてきた頃で、赤ちゃんを近づけてみる。お母さんが、「手に持っているおもちゃを、貸してあげて」というとにっこり笑って差し出す。赤ちゃんの方は、意味のある物体には全く感心がないので、手足をバタバタしてたたき落としたりしてしまっていたが、お兄ちゃんの方は別に怒ったり、泣いたりするわけでもない。

「よしよし、してあげて」というと、にっこり笑って、お兄ちゃんが赤ちゃんの頭をなでた。
あぁこの子は優しい、いいお兄ちゃんになるな、と感動した・・・。

ところで、赤ちゃんの方。彼はとても面白いのである。
ハイハイをすれば目的地に達成できるであろうのに、いきなり立ち上がろうとするのだ。脚力の強い子で、だっこしているときも足で床をダンダン踏みならすほどである。腹這いの状態から足をグッと伸ばすものだから、お尻がぐぃっと上になる。手がうまく動かないと、その状態で静止する。で、「進みたいのに進めねぇー!ままならぬー!」といった感じで泣く。腕がつっかえることなく、ぐいと体を押し出せば、ぴょこんと前に進む。足から力を抜けば、あるいは力の入れ方を変えれば、すぐハイハイぐらいはできそうなものだが。

聞くと、お父さんも子どもの頃、這うより歩こうとしたらしい。
遺伝なんだなぁ!表現形だけではなく、行動などの側面に、こんなに遺伝が色濃く影響することがあるとは。ちょっとナメてました、遺伝を。

来年は、我が家もこんな感じで賑やかになるんだろうな。ちょっぴり不安だが、楽しみでもある。しっかり父親になれるかなぁ。

天然系友人Mのおかげもあって、一日に何度も爆笑した。翌日のことを考えている暇もないほど。
こういう休日はいい。幸せだった。