この家に引っ越してきて一年になるが、一年前から「ここに棚を置こう」と言っていたプランが、やっと実行されたのだ。しかも、通販で購入を決めたのは一ヶ月ほど前なのだが、品が揃わないとかで、今日までまたされていたのである。まぁ一年ボヤボヤしていたんだから、最後の一ヶ月ぐらいどうでもいいんですが。
さて、というわけで、夜は組み立て家具作りである。
イヤー、疲れた。今日は4時間作業でした。ラックを二つ作り、その中に入れるケースをこれまた二つ作る。なんどもなんどもドライバーを回していたので、指に水ぶくれができた。トホホ。こういうときに、電動ドライバーがあったらばなぁ。
感動したのはエラーハンドラ(エラーを捕まえるしかけのこと。プログラミングの専門用語かな)。
CDケースを作っていたときのこと。収納引き出しに使うレールを横板に貼り付けなければならない。ところが、ここだけ金槌を使うのである。もう夜中になっていたので、流石にガンガンやるわけにはいかないなぁ、と思ったのだが、ここで引き返すわけにも行かなかったので、布団をかぶってペンライトで必要なところを照らしながらやりました。
しかし、ラックや他のケースは、全て木工用ボンドかネジで留めるのに、ここだけ「ネジ穴にドライバーを差し込んで、ドライバーのお尻を金槌で叩いて埋め込む」という工程があるのだ。何でこんな面倒なことを、女性だったらできないぜ、等と思いながらなんとかやり終えた。
さぁ組み立てだ、と思ってから、衝撃的なシーンを目にした。
レールの左右を取り付け間違えていたのである!これでは引き出しが入らない。レールは金槌で叩き込んだのだ、うおぅ、どうやって外せばよいのだ?
しかし、説明書に目をやると「左右を間違えた場合は、取り付け直してください」とある。なんだよ、簡単に言ってくれるぜと思ったのだが、その時全てがわかった。
叩き込んだのは、釘やネジではなかったのだ。ネジとネジ穴が合わさったものを叩き込んでいたのである。レールはネジで固定されているので、ネジを外すとレールが取れる!そのとき、ネジ穴はちゃんと所定の位置にあるのだ。レールを取って、左右を付け替えるのは造作もないことであった。
きっとこういう、初歩的なエラーがたくさん生じるから、釘で止めるようなことを避け、なんとかエラーを回避できるような手段として「ネジ穴を設置する」というセクションがあったのだね。また、ネジ穴だけ埋め込むのは大変だから、レールとセットにしてあったのだね。
うまいことできてるなぁ!と感動しました。
できあがったのが写真です。
しかし、レールに「左」とか「右」とか書いてくれてあったら、もっと親切だったな。
あー、今日は働いた。