ゲーム論

今話題の、ライブドアや楽天の社長は資産が1000億〜2000億あるという。それも10年ほどで稼いだ額だとか。

スポルトで「5億の馬を買って、88億で売った」という馬主の話が。すごいお金ですねー!と会場中盛り上がっていた。

ウェーバー・フェヒナーの法則を知っている人は、いや、知らない人でも、この話がウラヤマシイものではないことはわかるだろう。
月収30万の人間が3億円の宝くじを夢見るのと同等の幸せを得ようとすれば、月収が5億の人は5000億手に入れることをイメージしなければならない。ね、可哀想でしょう。

しかし、日本のプロスポーツ界、芸能界を見ていると、「ジャパンドリーム」というのが確立してきたなぁと思う。元横綱・若乃花でさえ退職金7000万円だそうな。可哀想な話だが、絶対的な金銭の量としてはインフレも甚だしい。

ともかく。すごい額のお金を手にしようとすれば、無理ではないわけだ。簡単ではないだろうけど。
資本主義の行き着くところはやっぱりそうなんだろうな。持てる者の拡大再生産。
そういうマネーゲームが確立したんだと思う。勝てばすごい額の利得があがる。

生まれ変わったら、そういうゲームに参加してもいいかもしれないと思う。

今私が参加している科学ゲームは、金銭的準備は全く要らないのだけど、何か面白いことがあるに違いないというヒントだけを元に、努力を投入し、「わかった」という快楽が利得として得られる。
インプットもアウトプットも目に見えない、面白い世界だ。
この世界の入り口で、とりあえず生きていけるだけでも、儲けものである。

この他にもゲームは色々あるだろう。恋愛ゲーム、芸能界ゲーム・・・

ゲームでないと人生が楽しめないという人は可哀想だ、と妻が言う。うむ、そうかも。