無理です、あしからず

 二日ほど日記が途絶えたのは、ダメッ子生活をしていたからです。

 金曜日は、最後の講義を終えてから、投稿論文の改稿。改稿そのものは博士論文の進展と同時にほぼ終了していたのだが、英文チェックなどが残っていたのだ。
 実はそれも12月のアタマに終わっていたのだが、投稿フォームになっていなかったので、その辺をコチコチと直す。んで、夕方学会誌編集委員会宛に郵送。これで今年の頭を使う仕事はほとんど終わり。

 その勢いもあって、夜は友人を新居に呼んで鍋パーティー&麻雀大会。
 久しぶりに気兼ねなく、自宅にて、朝方まで飲みまくる。開放感!

 土曜日は朝から雪景色。遊びに来た三人のうち、一人は用事があるとかで、大雪の中を帰っていきました。残された我々は夕方ぐらいまで惰眠をむさぼる。これまた幸せ。

 で、夕方新たに一人参加。
 最初は論文の校正点などで相談に来たのだが、その後は面子が変わっただけの麻雀大会。

 しかし、いくつになってもやることは変わらない。この辺の遊び方は、19の時に確立して以来、毎年一度くらいはやっている。ダメダメな生活をし続けると、普段の生活に戻るのが難しい(気持ちの切り替えがね)が、リフレッシュにはいいのだ。

 彼も真夜中に帰っていく。
 一人は無理矢理引き留めて、これまた朝方までM-1GPのDVDを鑑賞。アタマを空っぽにして笑えるのはいいですな。

 朝方、妻を送って行くも、帰ってきて即昼寝。
 お昼頃に仕事が終わる彼女を迎えに行き、そのまま京都駅へ。
 妻は今夜、某人気?歌手のディナーショーに行くため、東京に出掛けるのだ。
 家に一人残された私は、明日の準備などをしているわけです。

 こういう数日ではあったものの、時々ネットはチェックする。
 なぜなら、明日の試験に向けて学生達は必死に勉強しているはずなのだ。んで、質問用掲示板を自主的にネットにオープン。それをたまにのぞき込むと、キーワードがわからなくて質問してくる学生がいるので、極力素早く返事を返そうと思っているのです。

 その中に一人、変な書き込みをする奴が現れた。
 明日試験がある授業は、レポートか試験のどちらかで評価します、という選択式にしてある。で、座席表のことなどがあるので、試験を受ける人間は事前に登録するように何度か授業中に希望調査をしてあった。

 その子が書き込んで言うには、「四回生なので、試験を受けさせて欲しい」。
 準備した座席表に名前はないが、試験会場に行っても良いかというのだ。座席表に名前がないということは、授業に出てきていないということである。
 それはまぁ許したとしても、「四回生なので」の件がよくわからない。全く持って不可解だ。

 なんだろう。
 四回生は何かしら特権を持っているのかしら。
 確か大学は、教員が学生を評価し、学力がついたと認めれば単位を与えるという仕組みだったはず。
 評価の仕方は教員に一任されているはず。
 その評価の仕方に、学生は希望を注文できるのか?それともあの大学は、四回生なら希望が言えるというシステムか。

 5時間悩んだあげく、「事前登録してなかったら、無理です。あしからず」と返事した。
 すると数時間後に「どうしても無理ですか??そこを何とかお願いしたいのですが・・・。4回生だというお情けは無いのですね・・・」(原文ママ)という書き込みが。
 四回生だというお情け?なにそれ?

 気になって調べてみた。
 投稿者欄にHNではなく名前(仮にOとする)が書いてあったので、4回生のその子がどれぐらい出席したのか調べてみた。

 四回生で、出席回数が一回でもあるOさんは存在しませんでした

 大学をなめとるなぁ。

 色々問題が起きるシーンを想定してみた。先方の考えられる、様々な言い分を予想し、問題が起きるとしたら、どのようなことになるか。

 高等裁判所に出廷するところまで想定したシミュレーショのン結果、私に失うものは何もないということに気づいたので、無視することにする。
 せいぜい私が職を失うぐらいだ。その子は卒業できないぐらいでしょう。

 みんな大学に何を求めているのかねぇ。何かしら、夢を見に来ているのかねぇ。馬鹿馬鹿しい。