早速行ってきましたよ。
電話で予約すると、夕方来いという。非常勤をやっているのに、そんな無茶な。でもまぁ、できる限り急ぎますとだけ伝えておいた。目処として17時半に京都に帰ってこようと思うと、大急ぎで行けば何とかなるかもしれない。
そこで、4時間目の授業で学生に「歯に詰め物をするので、10分早く終わらせてね」と宣言し、おおむねの同意を得た上で大学を飛び出した。
おかげで、歯医者に言われた「18時前」に着くことができ、ホッとした。
しかし、今朝も昼食時も、別に歯が痛くなったりすることがない。ほっといてもいいんじゃないかなぁ、と思い始めたら診察室に呼ばれた。
どこの詰め物が取れたのですか?と聞かれたが、わからない。素直にそう答えると、歯を診て「左奥ですね・・・あれ?右下ですか?」と。先生曰く、「どっちも取れています。今回は右下の方が取れたようですが」
なぁんだ、取れていても気づかないモンなのか。ほな、別にあわててこなくても良かったのではないか。
まぁせっかく来たのだから、ちゃんと処置してもらうことに。
しかし、最近はすごいね。
歯医者に来たのはかれこれ5年ぶりぐらいになろう。その間にずいぶん変わったものである。
まず、座席の前に液晶画面があるので、おやと思った。口の中に削り器以外のものを入れられたので、もしやと思っていたが案の定。カメラで患部を取って見せてくれるのである。なるほど、これはわかりやすい。大変安心もできよう。
歯を埋める作業もそうだ。
昔は、削って、型を取り、一旦仮の詰め物をしておく。一週間後にできあがった詰め物を詰める。セメントで固める。数時間食事ができない・・・そんな感じだった。
それが、今日新たに埋めた左奥は、なにやらいきなりペタペタと埋めものを塗り込み、かみ合わせを確かめて、終わり。
取れた右奥の部位は、持って行った詰め物にセメントをつけて、「ぐーっと噛んでいてください」と五分ほどかみ続けたら、終わりだ。そこから半時間、食事ができませんといわれたが、一週間以上待っていた昔に比べると格段にスピードアップしている。
歯医者の進歩は素晴らしい。医療業界でも、一、二を次ぐスピードで進歩しているんじゃないか。
今日のオチ)領収書を見ると、ちゃっかり「患部写真撮影料」を取られていた。