再読

 一度読み終わった本でも、もう一度読むと味があるもんだ。

 星新一のショート・ショートなど、1000編を越えている。だから、全部完全に覚えていることはない(だいたいのプロットは、覚えていますが)。ので、何度も読み直すことができる。
 マンガだってそうだ。だいたいのストーリーは知っていても、細部まで覚えていることはまずないから、本は何度でも読み返すことができる。
 基本的に週刊誌は二度読む。単行本などは、三度四度、何度も繰り返して読む。夏休みなど、時間がある時は、こういうことに時間を割くのにもってこいである。

 今「沈黙の艦隊」を読み直している。今読むと、これはかなり二本にとって都合のいい前提ばかりで話が進むなあ、と思うが、昔は「これぞ戦後二本の撮るべき姿!」と心服したのも確かだ。私が成長したのか、時勢がかわったのか、そもそも読み方を間違えていたのか・・・色んな理由はあるだろうけど。

 読み始めると世界観に浸るのも私の癖。潜水艦用語の、ピンガーとか、魚雷とか、そういう単語のアクセシビリティがすごく高くなる。

 今日すごくショックなことがあった。気が動転した。あわてて自らを治めるべく、色々な例え話で誤魔化そうとしたが、ほとんど潜水艦にかんするものだった。

 あまりにも影響されやすいのは、子供っぽくてちょっと恥ずかしい。

 進路0−0−0にとれ。復唱はどうした?