商売道具

 どうも私は、のどが弱いのかもしれない。

 子供の頃は、小児喘息で「気管支が弱い」といわれながら育った。そういうことも含めて考えると、相対的に、人としてのどが弱いのかもしれない。
 今日もちょいとのどの調子がおかしいのである。のどの調子が悪いだけで、他の症状(発熱とか)はないので風邪と断じるには早計か?しかし、鼻も詰まっていて苦しかったりする。これがアレビのせいなのか、風邪のせいなのかは、素人では判然しない。とりあえずのどに塗る薬や、うがいをこまめにし、風邪薬と鼻炎の薬を両方飲んだ。それでもちょいと調子が悪い。明日は騒がしい教室を一喝する必要があるような、大講義がある日だから、自分で自分が心配である。
 明日起きたらケロッとなおっている、なんてことはないだろうか。

 今日は妻が朝から出るのに合わせて、午前中は活発に市中を走り回った。そう、お買い物である。
 駅前のスーパーで冷凍食品が四割引になってる。これはおそらく、すごい混み具合&闘争になるだろうと予想して、開店まもなくの頃合いを見計らって行くことにした。幸い小雨もぱらついており、客の数が少なく、のんびりとお買い物が出来た。冷凍食品だけで数日暮らしていけるぐらい買い込んだぞ。
 それが終わったら、一旦家に帰って荷物を置き、今度は全く別方向のスーパーへ。ここには米を買いに行くのである。10kgで3000円を切ることが一応我が家の「安値」の目安なので、それに叶ったところまで自転車を15分弱走らせる。やはり雨のせいで、客足が乏しく、いい買い物が出来た。

 帰ってきて、四割引の冷凍食品にお米、その他安売りのものをいろいろ買えたな、と思って少し満足感を感じた。
 そしてそれをすぐうち消した。
 本業は研究者であって、主夫ではない。これは付加的な喜びであって、本業の論文が完成して初めて、付加的な部分も満足すべきである、と思ったのだ。

 で、午後は机に向かったのであった(途中薬のせいで頭が働かなくなり、少し昼寝したりもしたが)。そんな一日でした。

 追伸 しかしあれやね。週末の時間を研究に費やすと、講義の準備時間が無くなって困る。春休みの間にもっとやっておけば良かった(講義の準備も研究も)。