今日は勉強会を開催した。
私が主催する勉強会はあんまり長続きしない。なんでだろうね(苦笑)
ともかく懲りずに勉強会を主催した。今回は「意外と忘れがちな基礎の基礎をやり直す」ことと「五年間の院生生活で得たものをできるだけ後輩に伝えておく」ということが狙い。私は社会心理学の王道から外れた視点を持っているようなので、それが逆に、後輩にとってよい刺激にならないかと考えている。
それにしても昨日の発表会の後、今日も昼から自主的に集まるなんて、我々も物好きである。
5時間近く集中的にやり、それなりに意味はあったことと思う。
あと数回やったら、後は各自がそこで得たものを伸ばしてくれるんじゃないかな。などとひとりごちている。
明日からは少し時間がとれるので、取りかかっていた論文の完成を急がねばならない。書き方次第ではもっと面白く、かつわかりやすいものに書き換えられるはずなのだ。次が三回の書き換えになるが、何度も何度も書き直すというのが、どうやら私のスタイルになりそうである。
ところで、「ショートショートの広場14巻」が刊行されている。中学の時からショートショートが好きで、星新一の著作をほとんど(文庫で)集めている。この星新一が編者になった、一般応募のショートショート集がこの「〜の広場」である。11巻が発売された頃、星新一が他界し、そこからは阿刀田高が編者を引き継いだ。阿刀田の編者コメントは気に入らないところもあるのだが(星新一はバッチリ私好みであった)、新しいショートショートが読めるので、継続して購入している。
ショートショートの良いところは、短いのでちょっとした時間でも読めること、一言一言にたくさんの意味が込められていること、プロット(アイディア)勝負、という潔さである。
論文を書くときも、面白いこと(アイディア)をできるだけ簡潔に(短く)ということを常に念頭に置いている。明らかに星新一の影響である。
彼の名言。「短くならない文章はない」
彼が案内してくれた、アイザック・アシモフによるアイディア発生法。「異質なもの同士を結びつけよ」